党内抗争とは? わかりやすく解説

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党内抗争

読み方:とうないこうそう

政党内部における対立もめごとのこと。

党内抗争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 16:43 UTC 版)

四十日抗争」の記事における「党内抗争」の解説

大平選挙後行われた三木武夫中曽根康弘福田赳夫との会談で、党分裂を心配した中曽根の「実力者会談大平進退預け最終的に福田判断する」という案を蹴り、党機関進退一任すべきと主張政権固執する姿勢鮮明にした。そのため、大平なんらかの形で責任取らせた上で政権存続認めよう考えていた福田怒り中曽根失望を買い、反主流4派は辞任要求強めた反主流派内の穏健派見方として(当時日本人感覚からして判断ゆだねられ福田が「大平君は辞めなさい、あとはわしがやる」と言い出すことはまずないと考えられていた。一方で大平側のアドバイザーであった伊藤昌哉は、毎日新聞から受けた確認取材をもとに、福田西村英一副総裁進退預けてしまえば宮澤喜一擁立する裁定下されるではないか警戒しその旨大平進言していた。 西村副総裁調停奔走し三木中曽根福田相次いで会談した福田の「総理・総裁分離案」または「期限付き政権存続」の方向で話が進むのであれば責任をとった形になるため、大平との会談応じるという意向をもとに、西村大平大平自身進退自分一任しなければ調停できない主張した大平玉虫色表現一任認めた西村はそれを基に福田大平会談セットしたが、大平西村反主流派主流派意見とりまとめ一任しただけで、最終的に自分判断する考えていたため、大平進退含めて一任したと解釈した西村福田との間で食い違い生じ会談決裂終わったその後大平西村への進退一任決断したものの、時すでに遅く反主流派では強硬論台頭し結束高まっていた。首相候補問題大平首相責任問題は党機関一任することで進められていったが、ここでもその党機関代議士会衆院議員のみからなり反主流派優勢)とするか、両院議員総会衆参両院議員からなり主流派優勢)とするかで対立することになる。 主流派大平派田中派は、首相候補決定のための両院議員総会11月2日強行開催することを決断する一方反主流派福田首相候補とするために、「自民党よくする会」を結成した反主流派両院議員総会が行われるはずの党ホールバリケード封鎖し大平に近い浜田幸一単身乗り込んでこれを撤去する場面が(特にこの際言い放った「いいか断っとくけどなー、かわいい子供達の時代のために自民党があるっちゅう事を忘れるな!?お前ら為にだけ自民党があるんじゃないぞ!?と言う啖呵セットで)テレビで放映されるなどした、主流派のみが出席する両院議員総会大平首相候補決定する。約200名の主流派は党本部、約150名の反主流派国会控室それぞれ集まり反主流派は「自民党よくする会」の決定として福田赳夫首相候補にすると申し合わせた。この日は衆議院議長灘尾弘吉本会議開催見送ったため、次の本会議開催連休挟んだ5日以降引き延ばされた。 この間、なおも調停続け議員らは、「大平総理福田総裁」という総理・総裁分離案、次回総裁公選翌年1月繰り上げ翌年1月まで大平体制維持」とする妥協案を出したが、前者大平田中が「第一党総裁総理となるのが議会制民主主義常道」としてこれを蹴り後者反主流派領袖である福田三木中曽根中川一郎大平1度辞任するということ了承はしたものの、山中貞則強硬派が「大平次回総裁公選出馬しないことを了承しなければ認められない」と主張し不調に終わる。

※この「党内抗争」の解説は、「四十日抗争」の解説の一部です。
「党内抗争」を含む「四十日抗争」の記事については、「四十日抗争」の概要を参照ください。

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