作曲家や他の音楽家について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 02:14 UTC 版)
「ユジャ・ワン」の記事における「作曲家や他の音楽家について」の解説
幼少時、母がチャイコフスキーの《白鳥の湖》のリハーサルをしているのを見た経験が、ロシアの作品への愛着へと繋がっている。また、9歳のころに音楽プレイヤーを手に入れてからは、マウリツィオ・ポリーニやアルトゥール・ルービンシュタインの弾くショパン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮のベートーヴェンなどロマン派的な音楽にもLPレコードで親しんだ。 フィネーン (2013) によるインタビューでは、プロコフィエフ、ラフマニノフ、スクリャービンといったロシアの作曲家の情熱的で多彩な魅力について語るとともに、ベートーヴェンやモーツァルト、バッハなどのドイツ古典派以前の作品についてはじっくりと腰を据えて徹底的に取り組みたいと、両者をロック・コンサートと講義の違いに例えて語っている。いずれにしても譜読みには時間を掛け、基本的なアプローチは変わらないが、ものになるまでどれだけ時間がかかるかは作曲家によって異なるという。2018年のイギリス版ヴォーグ誌によるインタビューにおいても、作曲家は作品を書くのに多くの時間を費やしたのだから、私たちがそれを何年もかけて解読するのは正しいことであると述べている。 上記以外に敬愛するピアニストとしてはヴィルヘルム・ケンプ、 アルトゥル・シュナーベル、エフゲニー・キーシンを挙げている。Kustanczy (2019) によるインタビューでは、チェリストのゴーティエ・カプソン(英語版)について、相手がなにも言わずとも一緒に呼吸するだけで自然に音楽が流れ、そのような他の音楽家は亡きクラウディオ・アバドだけであったと語っている。公演前にはロックを聴き、公演後にはバーに電子音楽を聴きに行こうとするなど、クラシック音楽以外にも関心を持っており、2013年時点でキース・ジャレット、レディオヘッド、ブラック・アイド・ピーズ、ザーズ、スティング を、2017年時点ではリアーナ、レディー・ガガ、ブルーノ・マーズを好きなミュージシャンとして挙げている。
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