他の語族との関連とは? わかりやすく解説

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他の語族との関連

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 21:59 UTC 版)

インド・ヨーロッパ祖語」の記事における「他の語族との関連」の解説

印欧祖語他の語族との関係については諸説あるものの、印欧祖語よりもさらに時代を遡るためにいずれも推測による部分大きく、従ってこれらの仮説妥当性問題となる。インド・ヨーロッパ語族他語族との類似点として、以下が挙げられるウラル語族形態素一部明らかに同源である。 コーカサス諸語音声的な特徴類似している。ナフ・ダゲスタン語族には文法性存在アフロ・アジア語族セム語派文法性存在形容詞変化子音のみの単語母音挿入し造語ここから、以下のような仮説がある。 インド・ウラル語族ウラル語族同系とする説。 ポンティック語族北西コーカサス語族同系とする説。北西コーカサス語族基層とし、ウラル語族のようなユーラシア言語上層とする混合言語説もある。 インド・セム語族英語版):セム諸語同系とする説。 大語族仮説ウラル語族アルタイ諸語日本語チュクチ・カムチャッカ語族エスキモー・アレウト語族などとの関係を主張する説(グリーンバーグユーラシア大語族説が代表的)、さらにアフロ・アジア語族ドラヴィダ語族などとの関係(ノストラティック大語族説)、終局的には世界祖語との関係を論ずる説(ルーレンが主に主張)などがある。

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他の語族との関連

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 03:21 UTC 版)

ウラル語族」の記事における「他の語族との関連」の解説

ユカギール語との間でウラル・ユカギール語族形成するという説が有力である。両者人称代名詞等が明らかに同源であり、否定動詞存在するなど類型的特徴類似している。ユカギール人かつては西はバイカル湖まで分布していたといわれており、遼河モンゴル付近ウラル語族分岐し東方向かった考えられるハプログループN (Y染色体)ユカギール人でも31%観察されることから遺伝子の面からも両者同源性が示唆されるアルタイ諸語との間にウラル・アルタイ語族形成するという説が古くからあるが、語族としての条件満たさないため現在は棄却されている。話者の点からもアルタイ諸語ハプログループC2 (Y染色体)ウラル語族ハプログループN (Y染色体)異なっている。しかしウラル語族アルタイ諸語類型的類似甚だしく、おそらく、アルタイ山脈付近に分布していた原アルタイ諸語が、遼河方面から拡散してきたウラル語族上層言語として混合しウラル語族類型的特徴を持つ現在のアルタイ諸語形成されたものと思われる一方で一部形態素著し一致からインド・ヨーロッパ語族との同系説も存在する。しかし、インド・ヨーロッパ語族原郷黒海北岸であり、両者同源であるとは考えられないクルガン仮説では、古い時代インド・ヨーロッパ祖族北方森林地帯ウラル系民族との活発な交流があったことが想定されており、おそらくインド・ヨーロッパ語族成立過程において、ウラル語族との接触により言語混合起こしたものと推測されるフィン・ウゴル語派におけるインド・ヨーロッパ語族との形態素類似が、サモエード語ユカギール語におけるそれに比べて高いのは、インド・ヨーロッパ祖語との接触フィン・ウゴル語限られていたことを示唆するまた、マイケル・ホーテスキューによって1998年最初に提案されウラル・シベリア語族存在する。これはウラル語族ユカギール語チュクチ・カムチャツカ語族エスキモー・アレウト語族含まれるが、現段階では定説には至っていない。ただし、上記諸語族の話者ハプログループN (Y染色体)高頻度含まれていることから、ハプログループN属す集団流れ反映している可能性がある。

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