事件をテーマにした作品とは? わかりやすく解説

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事件をテーマにした作品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 00:51 UTC 版)

金閣寺放火事件」の記事における「事件をテーマにした作品」の解説

この事件題材に、川端龍子第22回青龍社展(1950年)で日本画大作金閣炎上』を発表している。大きな炎をあげて燃え上がる金閣描いており、事件からわずか2か月後の発表である。東京国立近代美術館所蔵。 また京都市消防局1950年10月国宝防災週間ポスターの絵は堂本印象描いた焼失後の金閣で、焼けた骨組み木材だけの姿である。 小説では三島由紀夫金閣寺』(1956年)や水上勉五番町夕霧楼』(1962年)が書かれた。 この2つ小説原作とする映画が、前者1958年1976年に、後者1963年1980年公開された。これらのうち、市川崑監督炎上』(1958年)と田坂具隆監督五番町夕霧楼』(1963年)は評価が高い(キネマ旬報ベストテン第4位と第3位)。 黛敏郎三島由紀夫金閣寺』をもとにオペラ金閣寺』(1976年)を作曲している。 水上勉舞鶴市教員をしていたころ、実際に犯人会っていると述べているが、 第一稿では現実には面識無かったことがはっきり書かれておりこれは創作である。水上1979年発表したノンフィクション金閣炎上』は舞鶴寒村成生禅宗寺院の子として生まれた犯人の生い立ちから事件経緯犯人の死まで事件の全貌詳細に描いたもので、事件経緯を知るための一次史料とされているが、関係者である村上慈海住職人物像などあくまで水上主観よるものしかない記述も多い。 酒井順子の『金閣寺燃やし方』(2010年)は三島由紀夫水上勉金閣についての作品比較し論じている。 2020年には内海健が、三島由紀夫の『金閣寺』と水上勉の『金閣炎上』を結びつけて、精神医学者から見た当事件を扱う『金閣を焼かなければならぬ 林養賢三島由紀夫』を発表し大佛次郎賞受賞している。

※この「事件をテーマにした作品」の解説は、「金閣寺放火事件」の解説の一部です。
「事件をテーマにした作品」を含む「金閣寺放火事件」の記事については、「金閣寺放火事件」の概要を参照ください。

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Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの金閣寺放火事件 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

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