上方の芝居噺とは? わかりやすく解説

上方の芝居噺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/04 02:38 UTC 版)

本能寺 (落語)」の記事における「上方の芝居噺」の解説

大道具用い噺の途中から歌舞伎演出をとる東京違って、上方の芝居噺は、東京と同じやり方のものと、扇子手拭見台などの小道具のみで人気狂言ダイジェスト版舞台そのまま高座演じるものがある。「本能寺」後者代表的な演目である。 マクラのあと、「では、これから芝居はじまります。」と、演者手拭い引き幕として、の音とともに開けて行く。ここから芝居はじまりますという演出である。そのあと演者歌舞伎役者そのまま台詞所作立ち回りなどを演じ見得のあと、簡単なクスグリをいれてサゲとなる。樂屋では下座はもちろん鳴物ツケ打ち待機している。 江戸時代後期初代桂文治により始められ明治期初代桂文我により完成され上方芝居噺であるが、大正から昭和期にかけ、娯楽芝居から映画レビュー漫才スポーツラジオ放送など多様化するうち衰退、それに母体となる関西歌舞伎上方落語低迷もあって戦後はすっかり廃れていた。 わずかに東京桂小文治前述花柳芳兵衛らが細々継承していたのを桂米朝6代目笑福亭松鶴2代目露の五郎兵衛らの尽力復活し、現在では「蛸芝居」・「質屋芝居」・「昆布巻芝居」・「そってん芝居」・[瓢箪場」などの上方ものはもちろん、「累草紙」などの江戸芝居噺移植され演じられている。

※この「上方の芝居噺」の解説は、「本能寺 (落語)」の解説の一部です。
「上方の芝居噺」を含む「本能寺 (落語)」の記事については、「本能寺 (落語)」の概要を参照ください。

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