ルーメンアシドーシス
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ルーメンアシドーシス(英:ruminal acidosis)とは第一胃内において乳酸あるいは揮発性脂肪酸(VFA)の異常な蓄積のために第一胃内のpHが低下した状態。第一胃アシドーシスとも呼ばれる。主要な原因は炭水化物に富む穀物、濃厚飼料、果実類などの急激な摂取である。急性例では疼痛や不安症状、下痢を呈する。慢性例では乳量および乳脂肪の低下、ケトン尿を排泄しやすいことの他に明らかな症状を示さない。第一胃内のpHが5以下となり著しい頻脈と体温低下を呈している場合では第一胃切開によって内容物を取り除き、洗浄後に健康牛の第一胃液を投与する。第一胃内を中和するために炭酸水素ナトリウムの投与、脱水、アシドーシスの補整のために等張液、ビタミンB群、アルカリ化剤を投与する。予防には飼料の急変を避ける。
- 1 ルーメンアシドーシスとは
- 2 ルーメンアシドーシスの概要
ルーメンアシドーシス
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ルーメンアシドーシスは第一胃過酸症ともいわれ、四つある胃のうち飼料を微生物で分解する働きのある第一胃(ルーメン)の酸性度が上昇することをいう。牛が本来食べる粗飼料が不足し濃厚飼料が多給されることが原因となっている。高泌乳の牛ほど分娩後にエネルギー不足に陥りやすく、急激な濃厚飼料の給餌が行われるため、ルーメンアシドーシスになりやすい。ルーメンアシドーシスは万病の元とも言われており、第四胃変位、繁殖障害、跛行などさまざまな病気をもたらす。
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