ミクロコスモス 第6巻とは? わかりやすく解説

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バルトーク:ミクロコスモス 第6巻(140~153)

英語表記/番号出版情報
バルトーク:ミクロコスモス 第6巻(140~153Mikrokozmosz作曲年: 1926-39年 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 140.自由な変奏曲 140.Free VariationsNo Data No Image
2 141.主題鏡像形 141.Subject and ReflectionNo Data No Image
3 142.物語より 142.From the Diary of a FlyNo Data No Image
4 143.アルペッジョの分奏 143.Divided Arpeggios No Data No Image
5 144.短2度長7度 144.minor 2th and Major 7th No Data No Image
6 145.半音階的インベンション 145.Chromatic inventionNo Data No Image
7 146.オスティナート 146.OstinatoNo Data No Image
8 147.行進曲 147.MarchNo Data No Image
8 148~153.ブルガリアリズムによる6つの舞曲 148~153.Six Dances in Bulgarian RhythmNo Data No Image

作品解説

2007年7月 執筆者: 和田 真由子

バルトーク創作がもっと充実した時期、1926~39年にかけて作曲された。
6巻153からなる。ディッタ・パーストとの再婚によって得た息子ペーテルのための
ピアノ教則用の練習曲として着想された(1、2巻は息子献呈されている)。

第1巻 36曲(1~36番
第2巻 30曲(3766番)
第3巻 30曲(6796番)
第4巻 25曲(97121番)
第5巻 18曲(122139番)
第6巻 14曲(140153番)

1~3巻ピアノ初心者向けに使用できるまた、第4巻同程度教則本あわせて使うとよいとされる。曲集は巻を追うごとに難易度芸術性増しており、とりわけ第5巻以後は、演奏会用小品レベルである。
民俗的な旋律旋法五音音階全音音階などの使用不規則なリズムや、拍子変化不協和音使用などが特徴的である。伝統的な教材とは異なる、これらの現代的な要素慣れ親しむための課題として、最適だろう。

第6巻
140.自由な変奏曲
141.主題鏡像
142.日記より
集中、最もポピュラーなものの一つ密集した音の動き動き思わせる
途中、“台詞”が書かれている
143.アルペッジョの分奏
145.半音階的インベンション
146.オスティナート
非常に速いテンポリズミカルな曲。演奏会向き小品
147.行進曲
148~153.ブルガリアン・リズムによる6つの舞曲
ブルガリアン・リズムはブルガリア民謡にしばしば使われているリズムを指す。1小節内で、八分音符不平等な単位にわけて奏するものであり、これはすでに113番115番登場している。また、第五弦楽四重奏曲》の中央楽章でもこのリズムがでてくることは有名である。
この曲は、女流ピアニストハリエット・コーエン献呈された。バルトーク自身も、ブタペスト演奏会でこの曲を弾いている。その他、民俗的な曲として、〈15びとの歌〉、〈40ユーゴスラヴィア旋法で〉、〈43ハンガリー風に〉、〈68ハンガリー舞曲〉、〈74ハンガリーの歌〉、〈109バリ島から〉、などが挙げられる




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