マルチユーザー‐マイモ【マルチユーザーMIMO】
MU-MIMO
別名:マルチユーザーMIMO,マルチユーザMIMO,マルチユーザー向けMIMO
MU-MIMOとは、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)と呼ばれる無線通信技術のうち、互いに干渉しない複数の信号波を送信し、複数の端末に同時に信号を送信できる技術のことである。
MU-MIMOに対する従来型のMIMOはSU-MIMOと呼ばれる。SU-MIMOは複数のアンテナで複数の信号系統を送り、多重化して送信する技術であるといえる。SU-MIMOは基本的に1対1の通信を多重化する技術であるのに対し、MU-MIMOは1対多での通信を実現する。これは送信元となる親機の側で高度な志向性を備えた信号波を形成する技術により可能となっている。
参照リンク
マルチユーザMIMO - (NTT)
無線LAN: | IEEE 802.1x MIMO MISO MU-MIMO 無線LAN 無線LANアクセスポイント 無線LANアダプタ |
マルチユーザーMIMO (MU-MIMO, en)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 11:14 UTC 版)
「MIMO」の記事における「マルチユーザーMIMO (MU-MIMO, en)」の解説
MU-MIMOは高いスループット能力を実現しつつ、SU-MIMOよりも受信アンテナ数が少なく機器の複雑性も小さくて済むため、3GPPとWiMAXの最近の規格では、サムスン、インテル、クアルコム、エリクソン、TI、ファーウェイ、フィリップス、アルカテル・ルーセント、フリースケールといった多くの企業が仕様を実現するための技術候補の1つとしてMU-MIMOを挙げている。
※この「マルチユーザーMIMO (MU-MIMO, en)」の解説は、「MIMO」の解説の一部です。
「マルチユーザーMIMO (MU-MIMO, en)」を含む「MIMO」の記事については、「MIMO」の概要を参照ください。
マルチユーザーMIMO
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 11:14 UTC 版)
近年、マルチユーザーMIMO技術の研究が盛んになっている。完全なマルチユーザーMIMO(ネットワーク型MIMO)は高い可能性を秘めており、部分的なマルチユーザーMIMOの実用化研究が盛んである。 マルチユーザーMIMO (MU-MIMO, en) MU-MIMOは高いスループット能力を実現しつつ、SU-MIMOよりも受信アンテナ数が少なく機器の複雑性も小さくて済むため、3GPPとWiMAXの最近の規格では、サムスン、インテル、クアルコム、エリクソン、TI、ファーウェイ、フィリップス、アルカテル・ルーセント、フリースケールといった多くの企業が仕様を実現するための技術候補の1つとしてMU-MIMOを挙げている。 シングルユーザーMIMOのスケジューリングが単独のユーザーだけに割り当てるのに対して、PU2RC (Per-User Unitary Rate Control) ではネットワークがそれぞれのアンテナを異なるユーザーに割り当てることを可能にする。ネットワークはコードブックベースの空間ビームまたは仮想アンテナを通してユーザーデータを送信することができる。空間的に識別可能なユーザーとコードブックベースの空間ビームをペアにするなどの効率的なユーザースケジューリングは、無線ネットワークの単純化という観点で議論が進められている。PU2RC は IEEE 802.16m (WiMAX2) の system description documentation (SDD) に含まれている。 協調MIMO (CO-MIMO) 分散して存在する異なるユーザーのものであるアンテナ群を利用するMIMO。 MIMO ルーティング MIMOルーティングとはクラスター単位のルーティングであり、各クラスターは1つ以上のノードからなる。従来の(SISO)ルーティングはノードからノードへのルーティングであるのに対して、MIMOルーティングはクラスター単位である点が異なる。
※この「マルチユーザーMIMO」の解説は、「MIMO」の解説の一部です。
「マルチユーザーMIMO」を含む「MIMO」の記事については、「MIMO」の概要を参照ください。
- マルチユーザーMIMOのページへのリンク