プチソレイユ【プチソレイユ】(草花類)
登録番号 | 第12902号 | |
登録年月日 | 2005年 3月 14日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | プチソレイユ よみ:プチソレイユ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 山口県 | |
品種登録者の住所 | 山口県山口市滝町1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 松本理、山本雄慈、光永拓司、尾関仁志、安良田勉 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、(チョウセンヒメユリ×キヒメユリ)に「モナ」を交配して育成されたものであり、花はやや小輪の鮮橙色でスカシユリ型の切花向きの品種である。草丈は50~74㎝、茎の直径は5.0~9.9㎜、色は淡褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は10~19㎜、止葉下は40~59㎜である。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は10~19㎜、葉長は12~15㎝、葉の光沢は無、葉数は中、葉の着生角度は60~89゜である。つぼみの形はⅣ型、花の向きは15~29゜、花房の形状は総状花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は90~119㎜、内花被の幅は20~29㎜、長さは6~8㎝、外花被の幅は20~29㎜、長さは6~8㎝である。花色は花弁の基部、地色、中肋部及び縁部は鮮橙(JHS カラーチャート1306)、裏面は鮮橙(同1605)である。内花被1枚の斑点の数は30~39、外花被1枚の斑点の数は10~19、つぼみの色は明黄橙(同1905)、内花被の形はⅦ型、外花被の形はⅣ型、内花被の先端の形状はⅠ型、反転の程度はⅦ型、外花被の先端の形状はⅢ型、反転の程度はⅨ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色はオレンジ、花粉の色は赤褐、第一花梗の長さは30~59㎜、花梗の太さはやや細、色は淡褐、花梗への葉の着生は有、第一花梗の向きは15~29゜、一花茎の花数はやや少、花の香りは無、開花期は早である。「アペルドン」と比較して、花径が小さいこと、外花被の反転の程度がⅨ型であること等で、チョウセンヒメユリと比較して、花径が大きいこと、内花被1枚の斑点が少ないこと、外花被の反転の程度がⅨ型であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に山口県農業試験場(山口市)において、(チョウセンヒメユリ×キヒメユリ)に「モナ」を花柱切断法により交配し、胚珠培養により得られた個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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