ブガッティ社創業者として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 05:41 UTC 版)
「エットーレ・ブガッティ」の記事における「ブガッティ社創業者として」の解説
1909年、当時フランス領となっていたアルザス地方(第一次世界大戦前まではドイツ帝国領)のモールスハイムに自らの会社を興し、T13(「ブレシア」)の生産を始めた。彼の製作する自動車は、材質に軽合金を多用するなど技術的に進んでいて、高性能であったばかりでなく、一つ一つの機械部品の隅々、例えばエンジン単体、アルミホイール、サスペンション、車体のリベット留めなどにまで完璧な美しさが追求されていた。美しさを優先した所為か ヘッドが大きく嵩むDOHC の採用は遅く、直方体の SOHC に固執していた。有名な作品としてはT35グランプリカー、12763ccという史上最大のエンジン排気量を持つ超高級車T41ロワイヤル、ブガッティ車としては710台と最も多数が生産されたスポーティな高級車T57などがある。このうち、T41ロワイヤルの車体デザインとT57の設計は、エットーレの長男で父譲りのデザイナー・技術者としての才能を持っていたジャンが担当した。 また、フランス国鉄向け鉄道車両「オトレール」(Autorail)ガソリンカーの開発・製造を行った。エアレース用航空機「100P」の設計も試みたが、こちらは未完成に終わっている。
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