ビリチスのうた【ビリチスの歌】
ビリティスの歌
ビリティスの歌(付随音楽)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 21:29 UTC 版)
「ビリティスの歌」の記事における「ビリティスの歌(付随音楽)」の解説
ドビュッシーは1900年に『ビリティスの歌』のための付随音楽を作曲した。副題に「パントマイムと詩の朗読のための音楽」とある通り、詩の朗読とパントマイムと音楽が一体になった上演形態を意図したもので、2本のフルート、2台のハープとチェレスタという編成のために書かれた。しかし、企画は実現には至らず、音楽はこの形では演奏されないまま、草稿にとどまった。草稿のチェレスタのパートは紛失したが、後にピエール・ブーレーズがこれを復元し、補筆完成させている。ブーレーズ版以外にも、アルテュール・オエレによる復元校訂版があり、こちらはドイツ・グラモフォンからカトリーヌ・ドヌーヴの朗読、アンサンブル・ウィーン=ベルリンの演奏によるCDが出ている。 この楽曲は以下の12曲からなる。選ばれた詩は『ビリティスの3つの歌』とは重ならない。 牧場の歌(Chant postral) くらべ合い(Les comparaisons) お話(Les contes) 歌(Chansons) お手玉遊びの勝負(La partie d'osselets) ビリティス(Bilitis) 無名の墓(Tombeau sans nom) エジプトの娼婦(Les courtisanes égyptiennes) 水盤の清らかな水(Eau pure du bassin) クロタルを持つ舞姫(La danseuse aux crotales) ムナジディカの思い出(Souvenir de Mnasidica) 朝の雨(La pluie au matin)
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