デスゾーンとは? わかりやすく解説

デスゾーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/11 15:11 UTC 版)

デスゾーン英語: death zone)とは、人間が生存できないほど酸素濃度が低い高所の領域を指す登山用語。




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デスゾーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/07 06:12 UTC 版)

ゲルリンデ・カルテンブルンナー」の記事における「デスゾーン」の解説

標高8000mからは人間行動力判断力著しく鈍り、死と隣り合わせであるので「デスゾーン」と呼ばれる。第4キャンプから山頂までは標高差600mに過ぎないが、2008年11人の死者出した遭難事件以来ここに到達したのはゲルリンデらのメンバー最初である。8月22日、4人は第4キャンプ出発し、「ジャパニーズ・クロワール」に到達した。「ジャパニーズ・クロワール」には胸まで沈む新雪積もっており、6時かかっても180mしか進むことが出来なかった。ラルフ無線一度第4キャンプに戻ることを勧めたが、一行最終的に8300mの地点2人用小さなテント張ることにした。氷を切り崩して平面造りテント固定するだけで1時間30分かかり、午後8時過ぎに4人はテントに入ることが出来た午前1時頂上向けて最後アタック始めようとしたが、指先感覚無く、足も氷の塊を引きずっているようで体の震えも止まらなかった。とてもアタックは無理と判断されテント戻って暖を取り夜明け待って出発したゲルリンデリュックの中は手袋トイレットペーパーサングラス包帯といった最低限物品スポンサーオーストリア石油会社の旗と仏像入れた銅製小箱入っていた。午前7時出発して130mの斜面目指した。午後3時斜面の麓に到達斜面では胸まで埋もれる進路阻まれ10毎に隊列先頭交代したラルフその様子を麓から双眼鏡観察してアドバイス送った。やがて斜面傾斜60度の岩場となった積雪浅くなり、一行斜面抜けて頂上に繋がる尾根に出ることに成功した午後4時30分には山頂ドーム見えてきた。ゲルリンデ午後6時18分に山頂到達15遅れてマクストとバシリーが到着30分後にダリウス到着したオーストリアヴェルナー・ファイマン首相は「偉業感銘受けた」と讃えた。カザフスタン首相はマクストとバシリーへの賛辞ツイッター書き込んだ

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デス・ゾーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 16:55 UTC 版)

高度が人に与える影響」の記事における「デス・ゾーン」の解説

登山家は、酸素の量が人間生命維持できなくなる点以上の高度をデス・ゾーンと呼んでいる。この点は、一般的には8,000mとされる。「デス・ゾーン」という用語は、スイス医師エドゥアール・ヴィース・デュナンが1952年著したThe Mountain World由来する高地での登山家死亡多くは、直接的生命維持機能喪失)にも間接的ストレス下での判断の誤り体力低下による事故)にも、デス・ゾーンが影響している。デス・ゾーンでは、人体順応することができない酸素補給なしにデス・ゾーンに長期滞在することは、身体機能低下意識喪失、そして最終的に死につながる。 南米ボリビア高地病理学研究所科学者は、どちらもエベレスト頂上に近いpO2レベルである、慢性高山病低酸素症患者子宮内の胎児観測から、デス・ゾーンの存在疑問視する。

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