デジタル・コンピュータとは? わかりやすく解説

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コンピュータ

(デジタル・コンピュータ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/18 16:05 UTC 版)

コンピュータ: computer)は、広義には、計算やデータ処理を自動的に行う装置全般のことである[1]。今日では、特に断らない限りエレクトロニクスを用いたエレクトロニック・コンピュータ(: electronic computer、漢字表記では電子計算機)を指す[1]


注釈

  1. ^ 長音符の扱いについて、JISのルールと国語審議会のルールが食い違っている。(長音符#長音符を付ける流儀・付けない流儀参照) JIS Z 8301では長音符を付けない、というルールが提示されており、それに沿う形で工学専門書では長音符をつけない。工学分野の論文でも長音符をつけないのが一般的である。それに対して国語審議会の報告に沿った基準では長音符をつけるとしており、新聞社放送局、小中学校教科書などでは長音符付きで表記している。コンピュータ関連のメーカーに関しては、会社ごとに対応が別れている。マイクロソフトの日本法人は(もともとはJISの規定のほうを尊重し「2音の用語は長音符号を付け、3音以上の用語の場合は省くことを原則とする」という規定(JIS Z 8301:規格票の様式及び作成方法)に即した表記ルールを採用していたが)、2008年11月に、あくまで自社製品に関してのみの話として、国語審議会の報告のほうの影響を受けた内閣告示をもとにした「言語の末尾が-er、-or、-arなどで終わる場合に長音表記をつける」というルールに変更するとした[1]。同社の担当者は、一般消費者は工業系・自然科学系の末尾の長音を省略する傾向の表記に対して違和感を感じていて、コンピュータが一般消費者の必需品になるにつれて違和感を感じる人の割合が増加してきたからだ、といった主旨の説明を述べた[2]。ただしメーカーにより主なユーザの範囲が異なり、表記方法も異なる。
  2. ^ LISPで開発されていた1960年代の人工知能は、現在主流の人工知能とは大きく異なっており、知識を記号で表現し記号を操作して推論を行うような方式の人工知能。現在主流のニューラルネットワーク方式とは全然異なる方式の人工知能。
  3. ^ 当時のFORTRAN、COBOL、BASICの話。その後、1972年に登場したC言語の構造化プログラミングの良さが広く認知されるようになってからは、構造化を導入して行番号・文番号(およびGOTO文)を廃止する方向で改良され、FORTRANは1990年(FORTRAN 90や95)あたりからGOTO文を廃止し、BASICのほうも行番号を廃した構造化BASICが登場し、そのような構造化されたものが使われるようになっていった。
  4. ^ GitHubクックパッド(Cookpad)などもRubyおよびRuby on Railsで開発されることになった。(出典:増井敏克『プログラミング言語図鑑』ソシム、2017、pp.140-141.)
  5. ^ モノリシックは "一枚岩" という意味。
  6. ^ デジタル方式にはタイガー計算器のように歯車の離散的な角度により十進法を表現するものや、機械として見ると2値論理方式の機械でも、数の扱いとしては3増し符号などにより十進法のものもあった。数値の表現法である「x進法」と、論理のモデルである「x値論理」は、厳密には別のものであることに注意されたい。
  7. ^ 21世紀の現在、「NTT研究所」は研究開発分野ごとにサービスイノベーション、情報ネットワーク、先端技術の3総合研究所とIOWN総合イノベーションセンターの4つに分かれている。

出典

  1. ^ a b c 『日本大百科全書』コンピュータ
  2. ^ Introduction to Embedded Systems
  3. ^ "So, How Many Smartphones Are There in the World?"
  4. ^ HOW MANY COMPUTERS ARE THERE IN THE WORLD?
  5. ^ 『日本における計算機の歴史 : 富士通における計算機開発の歴史』NAID 110002753426§3.1
  6. ^ 全国書誌番号:57000106
  7. ^ a b c 栢木厚『令和04年 栢木先生の基本情報技術者教室』技術評論社、2021年、pp.24-25, 「コンピュータの構成」
  8. ^ a b c d 安井浩之・木村誠聡・辻裕之『基本を学ぶ コンピュータ概論』オーム社、2011年, pp.4-5、「5大装置」
  9. ^ 大滝みや子『2020年版 基本情報技術者 標準教科書』オーム社、2019年, pp.106-107,「コンピュータの構成」
  10. ^ 大滝みや子『基本情報技術者教科書 令和2年度』インプレス、p.154「コンピュータの基本構成」
  11. ^ a b c d e f g h i j k l 『2020年版 基本情報技術者 標準教科書』オーム社, pp.154-158 「ソフトウェアの体系」「基本ソフトウェアの構成」
  12. ^ 五十嵐順子 『かんたん合格 基本情報技術者 教科書 令和2年度』インプレス、2019年、p.70「ソフトウェアの分類」
  13. ^ a b c d 栢木厚 著『令和04年 栢木先生の基本情報技術者教室』技術評論社、2021年、ISBN 978-4297123932, pp.62-65「ソフトウェア」
  14. ^ 増井敏克『プログラミング言語図鑑』ソシム、2017、p.54、「C++」
  15. ^ [3]
  16. ^ 増井敏克『プログラミング言語図鑑』p.94「Java」
  17. ^ a b What is the popularity of the Ruby programming language?
  18. ^ a b c d e f 日高哲郎『情報処理教科書 基本情報技術者 テキスト&問題集 2015年版』翔泳社, pp.128-138「オペレーティングシステム」
  19. ^ a b c 組み込みOSのAPIはTRON系OSがシェア60%、24年連続トップ
  20. ^ [4]
  21. ^ [5]
  22. ^ [6]
  23. ^ Universiteit van Amsterdam Computer Museum (2007)
  24. ^ "ライプニッツの環". 英辞郎 on the WEB. 2023年3月22日閲覧
  25. ^ Sorrel, Charlie (8 April 2008). "A Picture History Of Computer Storage". WIRED (英語). 2023年3月22日閲覧
  26. ^ RTD Net: "From various sides Konrad Zuse was awarded with the title "Inventor of the computer"."
  27. ^ GermanWay: "(...)German inventor of the computer"
  28. ^ Monsters & Critics: "he(Zuse) built the world's first computer in Berlin"
  29. ^ "Konrad Zuse earned the semiofficial title of "inventor of the modern computer", About.com
  30. ^ 竹井和昭「開発物語 みどりの窓口の予約システム「マルス」の開発史」『通信ソサイエティマガジン』第13巻第1号、電子情報通信学会、2019年、58-67頁、2020年5月26日閲覧 
  31. ^ 旅客販売総合システム「マルス」”. JRシステム. 2020年5月26日閲覧。
  32. ^ 行政手続き等に係る電子情報処理組織の使用状況について 岩見沢市公式サイト
  33. ^ 「行政手続に係る電子情報処理組織の使用状況」 大田原市公式サイト
  34. ^ [7]
  35. ^ 泉南市公式サイト



デジタルコンピュータ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/08 05:00 UTC 版)

デジタルメディア」の記事における「デジタルコンピュータ」の解説

機械読み取り可能なメディア使用されたが、バベッジ機関自動ピアノジャカード織機、またその他の初期計算機多くは、それ自体アナログコンピュータであり、物理的機械的な部分があった。デジタルコンピュータの出現によって、最初真のデジタルメディア現れた。デジタルコンピュータは情報保存・処理するために二進法ブール代数使用しコンピュータ構成上の1つ構造部が多く異なる処理を実行することを可能にしている。最初現代的なプログラム組めるデジタルコンピュータであるManchester Mark IEDSACは、互いに独立して19481949年開発された。現在のコンピュータとは多くの点で異なっているが、これらの機器には自身論理演算コントロールするソフトウェア内蔵されていた。そのソフトウェア二進数、即ち0と1の組合せで何百もの記号をなす体系コード化されていた。二進数の「1」と「0」を、デジタルメディアの「ディジット」という。

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