チーム・バチスタの栄光
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『チーム・バチスタの栄光』(チーム・バチスタのえいこう)は、2006年(平成18年)に宝島社から刊行された海堂尊の長編小説。作者のデビュー作であり、第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した。受賞時のタイトルは『チーム・バチスタの崩壊』。
- ^ a b 『ジェネラル・ルージュの伝説 海堂尊ワールドのすべて』
- ^ 2008年(平成20年)興収10億円以上番組 (PDF)
- ^ ドラマ版「ジェネラル・ルージュの凱旋」では武田剛役で出演している
- 1 チーム・バチスタの栄光とは
- 2 チーム・バチスタの栄光の概要
- 3 登場人物
- 4 書籍情報
- 5 コンピュータゲーム
チーム・バチスタ
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「チーム・バチスタの栄光」の記事における「チーム・バチスタ」の解説
桐生が選抜した人材で構成された東城大学医学部付属病院が誇るバチスタ手術専門の外科チーム。「グロリアス・セブン(栄光の七人)」とも称される。一般的なバチスタ手術の成功率は60%なのに対し、桐生のチームの成績は第一例目から手術を成功させる為、100%の成功率を誇りその勇名を内外に轟かせる。 桐生恭一 臓器統御外科助教授。「チーム・バチスタ」のリーダー、執刀医。高階の意向によって、フロリダ・サザンクロス心臓疾患専門病院から招聘される。自身の失敗や反省から論理的に構築した手術を行い、その手腕から「ミスター・パーフェクト」と称される。理路整然とした思考、患者を救うことへの清廉な志を持った非の打ち所の無い性格で、周囲を引き付ける魅力を持つ。田口の第一印象は「鷹」。42歳。 鳴海涼 基礎病理学教室助教授、病理医。桐生の義弟で考えも桐生と似通る部分もある。かつて桐生とアメリカで外科医をしていたが、病理に興味を移し病理医に転進。「ダブル・ステイン法」という術中診断法を確立させ、「診断と治療は分けるべき」という考えから、会議には参加しないが病理医ながらも桐生と切除範囲を決める形で手術に参加している。気高さを感じさせる風貌や言動、言葉の端々に英語を交える語り口が特徴。白鳥曰く、パッシブフェーズとアクティブフェーズ両方を使いこなせるらしい。田口の第一印象は「シャム猫」。37歳。 垣谷雄次 臓器統御外科講師、医局長、「チーム・バチスタ」第一助手。胸部大動脈瘤バイパス手術の専門家。桐生招聘以前は次期助教授になる予定だった。軽口を叩きつつもやや横柄に振る舞い、相手に威圧感を与えるタイプ。田口の第一印象は「カバ」。49歳。 酒井利樹 臓器統御外科助手、「チーム・バチスタ」第二助手。チームに自ら志願して加入。以前執刀した患者が愚痴外来送りとなり、田口とは因縁がある。血気盛んだが自尊心が高く、桐生に敬服しているのに対し、垣谷の事は軽視している。田口の第一印象は「スピッツ」。実家は神経内科医院を開業している。30歳。 氷室貢一郎 麻酔科講師、「チーム・バチスタ」麻酔科医。物静かだが、感情を感じさせないような振る舞いで、田口には「死体のような男」と評される。喘息持ち。田口の第一印象は「紋白蝶」。37歳。 羽場貴之 臨床工学技士、「チーム・バチスタ」リスクマネジャーでもある。チーム最年長。人工心肺のスペシャリスト。コ・メディカルという職業柄、時間厳守を徹底する感覚の持ち主。田口の第一印象は「象」。53歳。 大友直美 手術室看護師主任。後輩の星野響子の後任として「チーム・バチスタ」に参加。彼女の加入以後、術死が始まる。星野が抜擢された時の自分への心無い噂や、加入後に始まった術死で自分が要因だと考えることもあり思い詰めている。田口の第一印象は「巻き貝」。思いつめ、泣き出す弱さを見せながらも、気が強く、強かな一面もある。33歳。 星野響子 2年目の手術室看護師。反射神経の良さを桐生に見込まれチームに参加するが、結婚を理由に寿退社する。24歳。
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