ダイヤモンド窒素-空孔中心
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ダイヤモンド窒素-空孔中心(NV中心、英語: Diamond Nitrogen-Vacancy Center)とは、ダイヤモンドの空孔を利用した室温で動作できる量子素子で、格子欠陥の一種である。
- ^ a b c ようこそ量子 - 量子情報の最先端をつたえる
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- 1 ダイヤモンド窒素-空孔中心とは
- 2 ダイヤモンド窒素-空孔中心の概要
- 3 文献
- 4 関連項目
ダイヤモンド窒素-空孔中心
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「量子センシング」の記事における「ダイヤモンド窒素-空孔中心」の解説
詳細は「ダイヤモンド窒素-空孔中心」を参照 NVセンターと呼ばれるダイヤモンド中の窒素(N)と空孔(V)のペアを使用するセンサーである。室温で動作し、ベクトル場の測定も可能である。また、微量の試料のNMR測定(nano-NMR)を行うこともできる。 国内では、東京工業大学や京都大学などで、この種類のセンサーの開発が行われている。
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ダイヤモンド窒素-空孔中心
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「色中心」の記事における「ダイヤモンド窒素-空孔中心」の解説
詳細は「ダイヤモンド窒素-空孔中心」を参照 ダイヤモンドの結晶中、本来は炭素があるべきところに窒素(N)で置換され、隣接する位置に空孔(V)がある複合欠陥で、NV中心が電子1個を捕獲して負に帯電時にNV中心はスピンと呼ばれる磁気的な性質を示す。またNV中心を用いたセンサは、SQUIDなどの他の磁気センサとは異なり、ベクトル磁場の検出が可能で超高感度磁気センサとしての用途が期待される。半導体量子ドットやダイヤモンド中のNV中心は、それぞれマイクロ秒程度に制限されたスピンコヒーレンス時間や全発光強度のうち量子光源として利用可能なゼロフォノン線からの発光が数パーセントのみで発光強度が小さいなどの問題がある。
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