シコクシラベとは? わかりやすく解説

シラビソ

(シコクシラベ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/27 14:20 UTC 版)

シラビソ(白檜曽、学名Abies veitchii)は、マツ科モミ属の常緑針葉樹で、日本固有種である。別名はシラベ


注釈

  1. ^ 現在この種は朝鮮にしか分布しないものとされている[4]
  2. ^ 東京大学に所蔵。

出典

  1. ^ a b Katsuki, T., Rushforth, K. & Zhang, D. (2011). Abies veitchii. The IUCN Red List of Threatened Species 2011: e.T42301A10686544. doi:10.2305/IUCN.UK.2011-2.RLTS.T42301A10686544.en. Downloaded on 05 July 2021.
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  3. ^ Koidzumi, Gen-iti (1916). “Decades Plantarum Novarum vel minus Cognitarum” (ラテン語). 植物学雑誌 30 (358): 327. doi:10.15281/jplantres1887.30.325. 
  4. ^ POWO (2023). "Plants of the World Online. Facilitated by the Royal Botanic Gardens, Kew. Published on the Internet; https://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:676582-1 2023年4月22日閲覧。
  5. ^ Koidzumi, Gen'iti (1925). “Contributiones ad Cognitionem Florae Asiae Orientalis, XII. (continued from vol. XXXVIII. p. 113.)”. 植物学雑誌 39 (457): 15. doi:10.15281/jplantres1887.39.457_1a. 
  6. ^ a b Nakai (1928).
  7. ^ 虎馬, 吉永 (1929). “四國に於ける特殊樹種の分布に就きて”. 林學會雑誌 11 (11): 608. doi:10.4005/jjfs1919.11.607. 
  8. ^ a b 岩田 & 草下 (1954).
  9. ^ 矢頭 (1957).
  10. ^ a b c 笹ヶ峰自然環境学術調査会 『笹ヶ峰の生物』、1986年
  11. ^ a b 山中 (1991).
  12. ^ POWO (2023). "Plants of the World Online. Facilitated by the Royal Botanic Gardens, Kew. Published on the Internet; https://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:77189912-1 2023年4月21日閲覧。
  13. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-).「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info/ylist_detail_display.php?syn_link=%E3%82%B7%E3%82%B3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A9%E3%83%992023年4月22日閲覧。).
  14. ^ 田代博、藤本一美、清水長正、高田将志 『山の地図と地形』 山と溪谷社、1996年
  15. ^ 愛媛県レッドデータブック
  16. ^ 日本のレッドデータ
  17. ^ Katsuki, T., Rushforth, K., Zhang, D & Farjon, A. (2011). Abies veitchii var. sikokiana. The IUCN Red List of Threatened Species 2011: e.T34131A9842874. doi:10.2305/IUCN.UK.2011-2.RLTS.T34131A9842874.en. Downloaded on 05 July 2021.


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シコクシラベ

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シラビソ」の記事における「シコクシラベ」の解説

1928年中井猛之進モミ属新種として Abies sikokiana を記載しちなみにこの原記載の際に比較対象とされたのはシラビソではなくチョウセンシラベ Abies koreana)、1954年正夫スペイン語版)はシラビソ変種 Abies veitchii var. sikokiana とした。しかし中井よりも先んずること1916年小泉源一Abies veitchii var. reflexa を記載しており、こちらの学名を有効とする見方存在するが、キュー植物園データベース World Checklist of Selected Plant Families ではあくまでも Abies veitchii var. sikokiana が正名とされている。分布域石鎚山系二ノ森石鎚山周辺)、笹ヶ峰剣山系剣山一ノ森周辺)の標高約1,700mより上部極限られた領域である。 しかし、1957年に矢頭らは西駒ヶ岳、石鎚山大峰山シラビソ毬果解剖的性質比較行い四国産のものと本州のものを区別する要はないと発表した山中らも1981年四国紀伊半島シラビソ比較して区別の必要はないとの見解示している。従って石鎚山系シラビソは南限に相当する四国シラビソ最終氷期南下したものの遺存植物とされており、その後温暖化によりブナササ類の進入により追いつめられて高所の岩礫地など条件厳しい場所に辛うじて生育しているものとされる。さらに将来腐植堆積によるササ進入地球温暖化による成育域の逼塞懸念されている。愛媛県では準絶滅危惧種、徳島県および高知県では絶滅危惧II類に指定されている。また2011年発表されIUCNレッドリストではシコクシラベは危急種とされている。

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