キロ80形 (1 - 5)
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「国鉄キハ80系気動車」の記事における「キロ80形 (1 - 5)」の解説
走行用エンジンを2基搭載する中間1等車で定員48人。 トイレと洗面所を客室前後位の2箇所に設置するが、6以降の増備車と異なり屋根上の水タンクはない。座席は2人掛けの回転式リクライニングシートで以下に示す特徴を持つ。 表皮はえんじ色でクッションは左右独立とした。 長時間乗車の疲労軽減を目的として可動式フットレストと上下スライド式ヘッドレストを装備。 テーブルは取り外し式。 増備車ではテーブルが小型の肘掛格納式となり座席背面の小物入れは網製となった。 屋根上にラジオ受信用アンテナを設置。 「はつかり」運行当初は、座席にシートラジオスイッチとイヤホンジャックが設置されていたが、消毒作業などのメンテナンス難を理由に早期に撤去された。 後に3両が後述の普通車化改造を施工されたが、キロのまま残存した3・4の2両は1977年12月に廃車となった。
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キロ80形 (6 - 62)
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「国鉄キハ80系気動車」の記事における「キロ80形 (6 - 62)」の解説
キロ80 57(左)キロ80 57車内(右) 1961年 - 1967年に57両が製造された。 キハ80形同様に1960年製造車からの続番で熱害対策やDT31A形台車への変更のほか、地方線区での受信環境やイヤホン消毒のメンテナンス難を考慮したシートラジオを廃止。トイレ・洗面所を2ヶ所設置することから「はつかり」での実績を踏まえた上で前位屋根上に水タンクを増設した。このため遠方から編成の向きを判断する手掛かりにもなった。 1961年の「おおぞら」札幌転回編成が食堂車不連結となったことから、編成組成する際に各種引通をクロスさせる必要が発生し、当初は運用を担当する函館運転所配置車に前位側のジャンパ連結器を両渡り化する改造を施工。後に1965年1月落成の43- は新製時より両渡りとなり、それ以前に製造された車両も全車両渡り化改造が施工された。このほか1965年7月落成の48- は台車をDT31B形に変更した。
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