カラー‐ゴールド
カラーゴールド
カラーゴールド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 14:56 UTC 版)
「en:Colored gold」も参照 金合金は、割り金の銅、パラジウム等の配合によって様々な色調を示す。これらを総称してカラーゴールドと呼ぶ。 カラーゴールドの代表的なものをあげる。 イエローゴールド K18 の場合、金750‰、残りを銀銅等量(125‰ずつ)のものをイエローゴールドと称している。しかし、銀4 - 6、銅6 - 4の比率の範囲も、イエローゴールドの範疇としている(ISO8654)。一般的に認知されている金色に近い。 グリーンゴールド K18 の場合、金750‰で残りが銀の合金をグリーンゴールドと称している。日本語では青割り、または青金という。ブルーゴールドという呼称もよく利用される。ISO8654 の金の色と名称の範囲で、グリーンゴールドの成分比率と色名を定めている。 ピンクゴールド K18 の金750‰、残りの割り金のうち80%が銅の合金を一般的に、ピンクゴールドと称している。パラジウムを加えることがある。万年筆の装飾などにおいて、他の色とは異なる高級感を演出する際に利用される。色合いは銀に近く、わずかに銅のような赤みを有する。 レッドゴールド K18 の金750‰、残りの割り金が全て銅の合金。銅以外の金属を割金に使う場合もある。グリーンゴールド同様、ISO8654 で成分比率と色名を指定している。日本語では赤割り、または赤金と言う。 パープルゴールド 金800‰に対してアルミニウム約200‰程度の割合の合金で、地金は紫色を呈する。脆いという性質があったが近年の加工技術により宝飾品として部分的に利用されている。 ホワイトゴールド 白色金 ニッケル系とパラジウム系があり、金にそれぞれの元素と、前者は、さらに銅、亜鉛を、後者はさらに銀、銅を加えて、白色化した金合金をホワイトゴールドと称している。K18 の場合、ニッケル系、パラジウム系ともそれぞれ50‰以上を含まないと、白色度が不足する。一般社団法人日本ジュエリー協会は色差を用い、ホワイトゴールドの色の範囲を指定している。以前は白金の代用品として装飾品に用いられたが、現在はカラーゴールドの一種としての地位を得て、イエローゴールド以上に普及している。 このほか、黒味がかったブラック・ゴールドや、柔らかな金茶色のベージュ・ゴールドなどもある。
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