ウリ党躍進、ハンナラ党後退、民主惨敗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 05:11 UTC 版)
「第17代総選挙 (大韓民国)」の記事における「ウリ党躍進、ハンナラ党後退、民主惨敗」の解説
選挙前は49議席で第3党だったウリ党がソウルとその周辺の首都圏を中心に躍進、3倍以上の152議席を獲得し、第1党に躍進した。また国会の過半数の議席を占めたことで、1987年の民主化以降では、選挙を通じて初めて「与大野小」の状態が出現した。 弾劾訴追への逆風で当初、100議席すら下回るのでは、との予測もあったハンナラ党は、個人的人気が高い朴槿恵が代表に就任 したことで、地盤の慶尚道を中心に巻き返して121議席を獲得、第1党の座をウリ党に明け渡したものの選挙前の137議席から16議席減に留めることが出来た。 これに対して弾劾訴追を一緒に進めた民主党は、本来の地盤の全羅道でもウリ党に負け、選挙前の61議席から50議席以上も減らした9議席と惨敗した。また自民連も、地盤の忠清道をウリ党に奪われ、小選挙区で4議席、比例代表では2.8%に留まり議席を確保できず、比例名簿一位の金鍾泌が落選し敗北した。 国会に議席が無かった民主労働党は、今回の総選挙から比例代表にも票を投じることができる二票制が導入 されたこともあり、比例代表で10%以上の得票率を得て8議席を獲得、地域区でも慶尚南道の昌原市と蔚山広域市で一議席ずつを獲得、10議席となり、民主党を上回る第3党になった。 地域別議席数合計党派ウリハン民労民主自民国民無所合計24312910025412首都圏ソウル特別市4832 16 0 0 0 0 0 仁川広域市129 3 0 0 0 0 0 京畿道4935 14 0 0 0 0 0 江原道 82 6 0 0 0 0 0 忠清道大田広域市66 0 0 0 0 0 0 忠清北道88 0 0 0 0 0 0 忠清南道105 1 0 0 4 0 0 湖南(全羅道)光州広域市77 0 0 0 0 0 0 全羅北道1111 0 0 0 0 0 0 全羅南道137 0 0 5 0 0 1 嶺南(慶尚道)釜山広域市181 17 0 0 0 0 0 大邱広域市120 12 0 0 0 0 0 蔚山広域市61 3 1 0 0 1 0 慶尚北道150 14 0 0 0 0 1 慶尚南道172 14 1 0 0 0 0 済州道33 0 0 0 0 0 0 当該地域で第一党になった党派の議席数を太字で強調した。得票率については主要政党のみ取り上げた。 開かれたウリ党=ウリ、ハンナラ党=ハン 新千年民主党=民主、自由民主連合=自民 民主労働党=民労、国民統合21=国民 無所属=無所 主要政党比例代表地域別得票率地域ウリハン民労民主自民全国平均41.1 37.5 13.0 7.1 2.8 首都圏ソウル特別市37.7 36.7 12.6 8.4 2.8 仁川広域市39.5 34.6 15.3 5.4 0.8 京畿道40.2 35.4 13.5 6.1 2.0 江原道 38.1 40.6 12.8 3.5 1.3 忠清道大田広域市43.8 24.3 11.8 3.1 14.5 忠清北道44.7 30.3 13.1 2.2 6.3 忠清南道38.0 21.1 10.5 2.8 23.8 湖南(全羅道)光州広域市51.6 1.8 13.1 2.2 0.8 全羅北道67.3 3.4 11.1 13.6 1.0 全羅南道46.7 2.9 11.2 33.8 1.0 嶺南(慶尚道)釜山広域市33.7 49.4 12.0 1.9 0.7 大邱広域市22.3 62.1 11.6 1.1 0.8 蔚山広域市31.2 36.4 21.9 1.5 0.8 慶尚北道23.0 58.3 12.0 1.4 1.2 慶尚南道31.7 47.3 15.8 1.4 0.8 済州道46.0 30.8 14.1 5.1 1.1 当該地域で第一党の得票率を獲得した政党の得票率を太字で強調
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