イタリア歌曲とは? わかりやすく解説

イタリア歌曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/02 07:29 UTC 版)

歌曲」の記事における「イタリア歌曲」の解説

日本で「イタリア古典歌曲」として知られる17~18世紀イタリア作品は、19世紀末音楽研究者パリゾッティバロック時代オペラアリアなどを元にロマン派風のピアノ伴奏形式編曲し古典アリア集 (Arie antiche)」という題で出版したものであり、厳密に歌曲ではない作品大半である。これら「古典歌曲」として知られる作品を除くと、オペラの国イタリアで19世紀前半にはロッシーニドニゼッティベッリーニなどのオペラ作曲家歌曲書いているが、ドイツのように芸術歌曲として深く発展することはなかった。その後19世紀中期フランチェスコ・パオロ・トスティサロン歌曲多数残すが、ようやく19世紀後半になってオペラ一辺倒風潮に異を唱えたマルトゥッチによって、本格的な芸術歌曲呼べるようなものが書かれた。この流れ受け継ぎ20世紀前半にはレスピーギピツェッティなどが優れた歌曲残している。 20世紀前半にはまた「オー・ソーレ・ミオ」に代表されるようなナポレターナ又はカンツォーネ(「イタリア民謡」と呼ばれたこともあるが本来の意味での民謡ではない)が流行するが、ピツェッティ代表される芸術歌曲とは別な物と考えるべきであろう主な歌曲作曲家 ジョアキーノ・ロッシーニ ガエターノ・ドニゼッティ ヴィンチェンツォ・ベッリーニ フランチェスコ・パオロ・トスティ ジュゼッペ・マルトゥッチ オットリーノ・レスピーギ イルデブランド・ピツェッティ ステーファノ・ドナウディ

※この「イタリア歌曲」の解説は、「歌曲」の解説の一部です。
「イタリア歌曲」を含む「歌曲」の記事については、「歌曲」の概要を参照ください。

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