はめものとは? わかりやすく解説

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嵌物

読み方:はめもの

  1. 上方落語で、噺そのもの直接関係はないが、特に情景をあらわすためにさまざまの鳴物を影で聞かせる、それをはめものという。〔芸能寄席落語)〕
  2. 上方落語特有のもので、咄の途中囃子鳴物入れる。(※以下略

分類 寄席落語芸能

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はめもの

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 21:23 UTC 版)

上方落語」の記事における「はめもの」の解説

口演中に演出としてお囃子盛り込む点も江戸落語との違いである。このお囃子をはめものと呼ぶ。 たとえば、「新町まいります。その陽気な事」(「三枚起請」)と演者が言うと、楽屋にいるお囃子三味線を弾き唄を唄って華やかな遊里表現する逆にふたなり」「皿屋敷」などで登場人物寂し夜道を歩くときは、三味線静かに弾かれ寂し情景表現する。 以上のように情景描写使われる事が多いが、「野崎詣り」などでは舟が移動するなどの擬音用いられる。「紙屑屋」「辻占茶屋」などの「音曲噺」では演者掛け合いの型となる。「蛸芝居」「質屋芝居「本能寺」などの芝居噺では、歌舞伎下座音楽となる。 桂文珍コンピューター機械音を用い事があるが、これもはめものの一変形である。 お囃子奏者は「下座」あるいは「ヘタリ」とも呼ばれ三味線奏者太鼓・笛などの鳴物奏者構成される三味線奏者専業だが、鳴物奏者若手落語家務めることが多い。三味線奏者は、戦後後継者難に直面し記録作成等の措置を講ずべき無形文化財上方落語下座音楽」の保持であった林家トミ2代目林家染丸の妻)の没後存亡の危機晒されたが、3代目桂米朝自身番組米朝ファミリー 和朗亭』(朝日放送テレビ)で取り上げたことや、4代目林家染丸らによる後進育成活動などにより徐々に増え2006年12月現在、上方落語協会会員だけでも11名を数える。現代代表的な三味線奏者としては内海英華かつら枝代2代目枝雀の妻)、林家和女5代目林家小染の妻、3代目桂あやめの姉)らがいる。

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「はめもの」を含む「上方落語」の記事については、「上方落語」の概要を参照ください。


はめもの

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 00:44 UTC 版)

愛宕山 (落語)」の記事における「はめもの」の解説

上方では噺の途中でお囃子鳴り物ふんだんに使われる春の野辺の開放的な雰囲気や、幇間たちの山行きの様子などがこれらのはめもので効果的に演出される噺家下座呼吸が非常に難し演目である。

※この「はめもの」の解説は、「愛宕山 (落語)」の解説の一部です。
「はめもの」を含む「愛宕山 (落語)」の記事については、「愛宕山 (落語)」の概要を参照ください。

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