て◦む
「秋の野に露負へる萩を手折らずてあたら盛りを過ぐし—◦むとか」〈万・四三一八〉
「世にふればうさこそまされみ吉野の岩のかけ道踏みならし—◦む」〈古今・雑下〉
「春日野のとぶ火の野守出でて見よいまいくかありて若菜摘み—◦む」〈古今・春上〉
4 適当・当然を強調して表す。…てしまうのがよい。…のはずだ。
「心づきなき事あらん折は、なかなかその由をも言ひ—◦ん」〈徒然・一七〇〉
5 (多く「てむや」の形で)
㋑(多く「まさに」と呼応して)反語の意を表す。どうして…しようか。…しはしない。
「内内の御心(みこころ)清うおはすとも、かくまで言ひつる法師ばら、よからぬ童べなどはまさに言ひ残し—◦むや」〈源・夕霧〉
テム【TEM】
TEM
「てむ」の例文・使い方・用例・文例
- 私の努力もすべてむだだった
- 肉ではなくてむしろ魚が食べたい
- 何てむちゃな要求をするんだ!
- 弁当屋さんを始めたってむだだよ。ざらにあるからね。
- 必要でない物を買ってむだ使いしてはいけない。
- 彼は家に帰りたくてむずむずしていた。
- 彼の名誉は貪欲によってむしばまれた。
- 動物に対してむごいことをしてはいけない。
- 窓を開けてむしむしするこの部屋の空気を入れ替えて下さい。
- 人々は彼を王としてむかえた。
- 時代に遅れないようについていくのは老人にとってむしろ難しいことである。
- 君がそれをたった一人でやろうなんてむちゃだ。
- 我々の努力はすべてむだだった。
- バリの12月はひどく暑くてむしむしします。
- それは私にとってむずかしすぎます。
- シンガポールでは罪人を懲罰する方法としてむち打ちがある。
- 彼は図書館にあるその主題に関する本をすべてむさぼるように読みあさった.
- 子供たちは早く行きたがってむずむずしている.
- やってみたってむだだ.
- 遊びたくてむずむずする.
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