からあげクン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 23:22 UTC 版)
1986年(昭和61年)4月発売。販売開始当時流行していた漫画「かりあげクン」がネーミングの由来となっている。ちなみに作中でもかりあげクンが「からあげクン」と呼ばれる事もある。その名の通り鶏の胸肉(国産ないしはブラジル産)を使った唐揚げである。ローソンのファストフード主力商品。味は基本的にはレギュラー・レッド・チーズの3種類だが、季節・地域限定で様々なフレーバーを出している。2009年(平成21年)にはカルビーとのコラボレーションで「ピザポテト風味」も登場している。 現在は5個入りで税込216円。発売当時は5個入り200円で、9個入りの箱型もあった。なお、時期により1個増量する場合がある。2013年(平成25年)10月からは焼き印入りのレア物が極稀に入っている。2022年5月31日販売分から価格が税込216円が238円になることが発表された。 期間限定で映画作品等とのコラボレーション(スパイダーマン3・ONE PIECE・ナルト等)、アイドルグループNEWSとのコラボレーションなどを行ったこともある。また、秋田県では過去に秋田放送「超神ネイガーVSホジナシ怪人」のコラボレーションCMを放送していた。 なお、現在のパッケージは3代目(2003年(平成15年)より使用)で、パッケージに描かれているキャラクターはニワトリではなく妖精である。身長は10cm(おにぎり3個分、うち身長の3分の1がトサカ)、体重は約10g、胴回り21cm、ライバルはLチキで、普通の人間には見えず、心の純粋な人のみ見えるという。また、パッケージのキャラクターには、レギュラーは「レギュラーくん」、レッドは「レッドママ」、チーズは「チーズパパ」という名前が付けられている。家族構成は、先述のレッドママがレギュラーの母、チーズパパが同じく父とされている点に加え、レギュラーの兄がのりしお、同じく姉がピザ、同じく双子の弟にガーリックペッパー、育ての親にからあげおやじ(初代のパッケージに描かれたキャラクター)など、様々な関係も明らかになっている。 2011年(平成23年)には、発売25周年となることを記念した「からあげクン25周年記念キャンペーン」を実施。 第1弾として、同年1月18日から6月30日まで、ライブドアが提供する『ロケタッチ』を使用した「タッチで集める! シール50枚の旅」を実施。 その後、「もう一度食べたい「からあげクン」」の投票を実施し、4月12日に ゆずポン酢味を発売した[リンク切れ]。 また、第2弾は『けいおん!!』とのタイアップ企画として、同年2月8日から2月21日まで「からあげクン新フレーバー投票企画」を実施。投票数が多かったカレー味を5月10日に発売する予定となっていたほか、同年2月22日から3月7日まで「ローソンスタッフが考案するからあげクン新フレーバー投票企画」を実施し、6月7日に発売する予定となっていたが、双方とも東日本大震災及び福島第一原発事故の影響で中止が決定。「けいおん!!タイアップ企画」は劇場版タイアップ企画に組み込まれる形で同年11月に実施されたほか、「ローソンスタッフ考案企画」として予定されていたうめ味(紀州南高梅味)の発売は同年9月6日に 実施された[リンク切れ]。 日本唐揚協会監修による“ご当地唐揚げ味”シリーズの第一弾として2011年(平成23年)6月7日より「からあげクン 宇佐しょうゆダレ味」を、第二弾として同年7月12日より「からあげクン 名古屋手羽先ダレ味」を、第三弾として同年8月16日より「からあげクン 中津しおダレ味」をそれぞれ発売。延期されていた前述の紀州南高梅味を挟んで、第四弾として同年9月21日より「からあげクン 仙台味噌味(せんだいみそあじ)」を発売。なお、仙台味噌味の販売価格210円のうち10円が「夢を応援基金」に寄付された。第五弾として同年10月18日より「からあげクン タルタルソース味」を、第六弾として同年12月13日より「からあげクン 徳島すだち味」をそれぞれ発売。 2012年5月からは“ご当地唐揚げ味”シリーズとは別にから揚げも単品販売されている。 タイ王国内の「ローソン108」では「くんからあげ」の名で売られているが、これはタイ語で「くん」=「あなた」を意味するため、「からあげクン」よりも馴染みやすいと判断されたためである。
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