「にちりん」の派生列車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 03:23 UTC 版)
「にちりん (列車)」の記事における「「にちりん」の派生列車」の解説
特急「にちりんシーガイア」は1993年3月18日に「にちりん」の南宮崎駅発着列車のうち2往復に787系電車を投入した際に与えられた別愛称であり、当初から「にちりん」と通しの号数が与えられている。列車名は、同年に開業した宮崎市のリゾート施設、シーガイアに因んでいる。分割民営化後も新型車両が投入されず、国鉄型のみだった宮崎県内では当時数少ない新型車両として人気を博していたが、2000年3月11日に783系電車での運行となり、翌2001年3月3日には「にちりん」が小倉駅発着に変更されて一部列車が783系での運行になったことから、以降は「にちりん」との車両の差異はなくなり、車両形式を問わず博多駅に直通する「にちりん」としての意味合いが強くなっている(その後2011年3月12日に上り1本が、2021年3月13日に全列車が再び787系での運行になったことで、本来の姿を取り戻したと言える)。なお博多駅 - 宮崎空港駅間の運行距離は413.1㎞(西小倉駅 - 小倉駅間の重複運転部分も含む)で、2016年3月26日のダイヤ改正以降、定期運行を行うJRグループ在来線の昼行優等列車としては最長距離を走っている。また、787系の宮崎空港駅行き「にちりんシーガイア」の行先表示幕は「にちりんシーガイア/南宮崎経由宮崎空港」となっている。 特急「ドリームにちりん」は「にちりんシーガイア」の運行開始に合わせて、それまで門司港駅 - 西鹿児島駅間で運行されていた夜行急行「日南」を、787系投入の上で博多駅 - 南宮崎駅間の特急に変更する形で運行を開始した。2009年3月14日以降はJR九州管内を運行する唯一の定期夜行列車となっていたが、2011年3月10日出発分の運行をもって廃止された。 このほか、1990年3月から1995年4月までは783系充当の列車を「ハイパーにちりん」、1995年4月から1997年3月までは883系電車充当の列車を「ソニックにちりん」の列車名としていた。
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