ULTRA SPEED
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 15:38 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動2011年2月に法人向けサービス、同年7月に個人向けサービスが開始されたが、2015年11月3日に新規受け付けが終了され、2017年3月末を目処に1.5GHz帯での3Gサービスが停波される予定となっている事が同年12月に発表され、2017年3月31日を以てサービスを終了、停波した[1][2][3]。また、他の3Gで利用している周波数帯も、2018年1月末を以て停波した。一方、旧イー・アクセス(後のワイモバイル)から継承した1800MHz帯でのサービスを除き、HSPA+で継続予定。
サービスエリア
1.5GHz帯を利用するULTRA SPEEDは新規整備となるため、2GHz帯を利用する従来からのSoftBank 3Gとはエリアが大幅に異なっている。そのためウェブサイトにてULTRA SPEED用のエリアマップが用意されている。
- ULTRA SPEED対応モバイルルータは、SoftBank 3Gのメイン周波数帯である2GHz帯に対応していない。また、サブエリアという位置付けでイー・モバイル網が使用可能な端末及びプランが用意されている。これには、iPhoneで利用しているSoftBank 3G(2GHz帯)に過大なトラフィックを流さない狙いがある。
なお、本サービスで用いるBands 11の帯域をLTE網に転換することにともない、同帯域での3Gサービスが2017年3月31日をもって停波された。以降は、Bands 1/8に対応する端末はHSPA+網のサービスとなるため、これまでに比べて低速化され、Bands 1/8非対応でイー・アクセス網とのデュアルモード端末は続く2018年1月末で停波され使用不可になった。本周波数帯に対応し、なおかつLTE非対応の端末は、巻き取りが実施された。
料金
データ専用端末向け
料金プラン名 | 利用可能エリア(データし放題対応エリアはULTRA SPEED、データし放題対応サブエリアはイー・モバイル網である) | 単体でご契約の場合の基本使用料 |
---|---|---|
データフラットプラン for ULTRA SPEED | データし放題対応エリア | 7,380円/月(2011年12月1日より)3,880円/月 |
データフラットプランS | データし放題対応サブエリア | 7,380円/月 |
データし放題フラット for ULTRA SPEED | データし放題対応エリア及びデータし放題対応サブエリア | 4,980円/月(「データ通信」スタートキャンペーンの利用で3,880円/月) |
データし放題 for ULTRA SPEED | データし放題対応エリア及びデータし放題対応サブエリア | 1,400円(20,850パケット以内)/月~4,980円(106,075パケット以上)/月 |
スマートフォン向け
ULTRA SPEEDへの対応・非対応での料金差は無く、スマートフォン向けの料金プランがそのまま適用される。なお、テザリング(Wi-Fiルータになる機能)はSoftBank 4G契約のオプション(テザリングオプション)にて可能。
対応端末
- SoftBank 004Z - USB型の法人向けデータ端末で2GHz帯の3Gエリアにも対応[4]し、イー・モバイル網は非対応。
- SoftBank 005HW - USB型のデータ端末でイー・モバイル網にも対応[5]。
- SoftBank 007Z - モバイルルータ型の端末でイー・モバイル網にも対応。法人向けにはSoftBank 007Z for Bizと異なる型番の端末が提供されておりSoftBank 004Zと同じく2GHz帯の3Gエリアに対応し、イー・モバイル網には非対応となる。[6][7]
- SoftBank 101SI - Wireless City Planningが提供するAXGPサービス(ソフトバンクモバイルがMVNOとして提供する)とのデュアルモードサービスである、SoftBank 4Gの端末でもある。
- SoftBank 102Z - SoftBank 4Gに対応。
- SoftBank 102HW - SoftBank 4Gに対応。
- SoftBank 203Z - SoftBank 4Gに加え、WCP社のAXGPエリアを補完する理由から、イー・アクセスのLTE/W-CDMAネットワークにも対応。ただし、当社のLTE網、およびW-CDMAエリアのうち、Bands 1/8は利用不可(海外ローミングで利用する場合は、Bands 1/5に対応した地域であれば利用可能)。
ULTRA PHONE
ULTRA PHONEブランドの音声端末向けとしては以下の端末がある。ここでは、SoftBank 4GないしはHybrid 4G LTE対応端末は含めない。
WILLCOM CORE 3G向け
ウィルコムが提供するWILLCOM CORE 3GへもMVNO回線を提供しており、以下は対応端末。
- HX008ZT - 事実上、SoftBank 004Zのリモデル。
- 007Z - SoftBank 007Zのリモデル。
- HX009ZT - 事実上、SoftBank 007Z for Bizのリモデル。
- WX02S - PHS音声端末とモバイルWi-Fiルータが一体になった端末。
- WX04K - PHSの音声通話とULTRA SPEEDによるデータ通信だけでなく、SBMの音声通話にも対応したAndroid 2.3搭載のスマートフォン。ただし、テザリングは不可。
- WX10K - PHSの音声通話とULTRA SPEEDによるデータ通信だけでなく、SBMの音声通話およびWCP社AXGP網にも対応したAndroid 4.2搭載のスマートフォン。テザリング可。
- WX04SH - PHSの音声通話・データ通信とULTRA SPEEDによるデータ通信だけでなく、SBMの音声通話にも対応したAndroid 4.1搭載のスマートフォン。PHSのデータ回線によるテザリング可(ULTRA SPEED網でのテザリングは不可)。
- 201HW - SoftBank 201HWのリモデル。SBMの音声通話およびWCP社AXGP網は利用可能(テザリングも可能)だが、PHS回線自体には非対応。
- ^ ソフトバンク、1.5GHz/1.7GHz帯の一部3Gサービスを終了、帯域をLTEへ割り振り
- ^ 一部料金プランの受付終了のご案内
- ^ ソフトバンク、1.5GHz帯の3G「ULTRA SPEED」2017年3月31日午前2時に終了
- ^ SoftBank 004Z:モバイルデータ通信 ソフトバンクモバイル
- ^ SoftBank 005HW:モバイルデータ通信 ソフトバンクモバイル
- ^ softbank 007Z:モバイルデータ通信 ソフトバンクモバイル
- ^ ULTRA WiFi SoftBank 007Z for Biz ソフトバンクモバイル 法人のお客さま向けサイト
- ^ BSデジタル追加チャンネルの放送によるモバイルデータ通信(ULTRA SPEED等)への影響について ソフトバンクモバイル株式会社
- ^ 総務省|一部の形態のBS放送受信システムの電波干渉問題について
- ^ テレビ用受信ブースターの異常発振等による無線局妨害 - 総務省東海総合通信局
- 1 ULTRA SPEEDとは
- 2 ULTRA SPEEDの概要
- 3 BSデジタル放送との干渉
- 4 関連項目
- ULTRA SPEEDのページへのリンク