P≠NP予想 重要性

P≠NP予想

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/09 14:32 UTC 版)

重要性

他の問題との関係

NP完全
1971年にスティーブン・クックが定式化した概念で、クラスNPに属し、クラスNPに属する他の全問題が多項式時間帰着される問題をNP完全という。充足可能性問題をはじめとして、数千個以上の問題がNP完全であることが示されている。これらのNP完全問題の一つでもクラスPに属することを示せれば、P=NPとなる。
NP完全には含まれない問題
NP-(P∪NP完全)となる問題のクラスをNPIとする。P≠NPであれば、NPIは空集合ではないことが示されている。そのような問題の候補としてグラフ同型問題がある。
coNP
NP問題の補問題からなるクラスをcoNPという。NP≠coNPならば、P≠NPとなることが示されている。

参考文献

関連項目


  1. ^ a b Knuth, Donald E. (2014年5月20日). “Twenty Questions for Donald Knuth”. informit.com. InformIT. 2017年6月10日閲覧。
  2. ^ NSA (2012年). “Letters from John Nash” (PDF). 2017年6月10日閲覧。
  3. ^ a b Hartmanis, Juris. “Godel, von Neumann, and the P = NP problem”. Bulletin of the European Association for Theoretical Computer Science 38: 101-107. doi:10.1142/9789812794499_0033. https://doi.org/10.1142/9789812794499_0033.  この論文にはゲーデルの手紙の英訳(抄)も記載されている


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