EACH TIME 20th Anniversary Edition

EACH TIME

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/16 02:56 UTC 版)

20th Anniversary Edition

EACH TIME 20th Anniversary Edition
大滝詠一スタジオ・アルバム
リリース
録音 STUDIO“不夜城”Shinanomachi & Roppongi
ジャンル ポップス
レーベル NIAGARASony Records
プロデュース 大瀧詠一
チャート最高順位
  • 39位(オリコン)
大滝詠一 アルバム 年表
  • EACH TIME 20th Anniversary Edition
  • (2004年 (2004)
EANコード
JAN 4988009019017, ASIN B0001EJ7RW
大滝詠一ナイアガラ・レーベル) 年表
  • EACH TIME 20th Anniversary Edition / 大滝詠一
  • (2004年 (2004)
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解説

2004年3月21日 (2004-03-21)に『EACH TIME』のオリジナル盤発売から20周年を記念して「ナイアガラ不滅プロジェクト」の20周年企画のラストを飾るものとして発売された。CDの包装には「Final EACH TIME」と銘打ったシールが貼られているほか、全曲にリマスタリングが施された。

またもや曲順の変更が行われているほか、「魔法の瞳」が『EACH TIME SINGLE VOX[注釈 1]に収録されたものと同じで『Complete EACH TIME[注釈 2] にも収録されたロング・バージョン、「夏のペーパー・バック」はイントロの楽器構成はそのままに間奏のサックス・ソロが『EACH TIME SINGLE VOX』[注釈 1]収録の別テイクに差し代わり、「Cider '83」、「恋のナックルボール (1st Recording Version)」、「マルチスコープ」の3曲がボーナス・トラックとして追加収録されている。また、この盤が発売されるまで入手困難な状態にあった「Bachelor Girl」と「フィヨルドの少女」も、収録に際しリマスタリングされている。しかし、オリジナル盤収録の「レイクサイド ストーリー」のエンディング付きバージョンはまたも収録されず、かつフェード・アウトが1991年盤よりも早くなっている(エンディング付きバージョンのエンディング部分だけカット)バージョンが収録された。オリジナル盤発売前にラジオで放送されたバック・トラックのみの未発表曲も未収録となっている。

ボーナス・トラックのうち「Cider '83」は『NIAGARA CM SPECIAL』で、「マルチスコープ」は「ゆらりろ」というタイトルで『大瀧詠一 Song Book II -大瀧詠一作品集 Vol.2 (1971-1988)-』にそれぞれ収録されてCD化済。「恋のナックルボール (1st Recording Version)」の今回初収録の未発表音源だったが、後に『NIAGARA CD BOOK II』の1枚『Niagara Rarities Special』に全て収録された。

収録曲

  1. 夏のペーパーバック  – (3:56)
  2. Bachelor Girl  – (4:36)
  3. 木の葉のスケッチ  – (4:16)
  4. 恋のナックルボール  – (3:12)
  5. 銀色のジェット  – (4:07)
  6. 1969年のドラッグレース  – (4:54)
  7. ガラス壜の中の船  – (5:21)
  8. ペパーミント・ブルー  – (4:58)
  9. 魔法の瞳  – (5:18)
  10. レイクサイド ストーリー  – (5:10)
  11. フィヨルドの少女  – (3:57)
    Bonus Tracks
  12. Cider '83  – (0:30)
  13. 恋のナックルボール (1st Recording Version)  – (3:43)
  14. マルチスコープ  – (2:05)
    NHK総合テレビマルチ・スコープ」テーマソング
  • All Songs Written by 松本隆 & 大瀧詠一
  • Except 12 & 14 by 伊藤アキラ & 大瀧詠一

クレジット


注釈

  1. ^ a b c EACH TIME SINGLE VOX』 1984年4月1日 (1984-04-01)発売 NIAGARA ⁄ CBS/SONY 5×12inch:50AH 1706~10
  2. ^ Complete EACH TIME』 1986年6月1日 (1986-06-01)発売 NIAGARA ⁄ CBS/SONY LP:28AH 2011(NGLP-539,540-OT), CT:28KH 2001(NGCA-123,124-OT), CD:32HD 555(NGCD-5-OT)

出典

  1. ^ a b 『オリコン・チャートブック LP編 昭和45年 - 平成1年』オリジナル・コンフィデンス、1990年、98頁。ISBN 4871310256
  2. ^ a b 大瀧詠一 (1991年). "ナイアガラ・マニアの方々のための(曲目解説)" [CD]. 大瀧詠一 『EIICHI OHTAKI Song Book I 大瀧詠一作品集 (1980-1985)』のアルバム・ノーツ CBS/SONY (CSCL 1667).
  3. ^ 文藝別冊(2005年、河出書房新社刊)の「総特集 大滝詠一」に大滝と内田樹の対談「ナイアガラ・ライフ30年!」が掲載されている。対談は同年8月16日に山の上ホテルで行われた。その対談で大滝はエンディングの編集について言及している。曰く「『レイクサイド・ストーリー』というのはフェイド・アウトする曲なんだけれども、エンディングが二つ作ってあって、オリジナル・イシューでは大エンディングのものを作りたいと最後のところで心変わりをしまして、今日工場に行かないと発売日に間に合わないというので階下に車が待っているという状況で『じゃあ行ってきます』という段階になって、『待て』とテープをつなぎ換えた」。大滝は本作の制作中に「曲が出なくなる」状態に陥ったが、彼はその際に「(やることを全てやり)満ちたことを知った」と述べている。大滝はエンディング編集時の心境を振り返り、「(『EACH TIME』は)結果的に最後のアルバムになりましたから、多分自分で(音楽活動に関して)終わろうとしたんだと思う」と述懐している。
  1. ^ "大滝 詠一「EACH TIME」” (日本語). www.apple.com. Apple. (2014年3月19日). 2018年3月7日閲覧。
  2. ^ 大滝 詠一「EACH TIME」”. music.jp. 株式会社エムティーアイ (2014年3月19日). 2018年3月7日閲覧。
  3. ^ EACH TIME” (日本語). Amazon.co.jp.. Amazon.com, Inc. (2014年3月19日). 2018年3月7日閲覧。
  4. ^ EACH TIME/大滝 詠一”. mora. 株式会社レーベルゲート (2014年3月19日). 2018年3月7日閲覧。
  5. ^ 『EACH TIME』大滝 詠一”. レコチョク. 株式会社レコチョク (2014年4月1日). 2018年3月7日閲覧。





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