酸と塩基 ルイスの定義

酸と塩基

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/04 13:54 UTC 版)

ルイスの定義

ルイスによる以下の電子対の授受による酸と塩基の定義は、ブレンステッド・ローリーの定義より更に広範な範囲をカバーする:

  • 酸:電子対の受容体MF2(p346)
  • 塩基:電子対の供与体MF2(p346)

ブレンステッド・ローリーの塩基Bは、プロトンを受け取る際、B内にある電子対をに供与する事により、を作るので、ブレンステッド・ローリーの塩基はルイスの塩基でもあるMF2(p346)。同様の理由により、ブレンステッド・ローリーの酸はルイスの酸でもあるMF2(p346)

しかしルイスの定義は、プロトンの授受を伴わない反応に対しても酸や塩基を定義できる事に利点がある。例えば反応

ではプロトンの授受は行われないが、が電子対を供与しが受容するため、ルイスの定義における酸と塩基であるMF2(p346)








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