茨城県の軍事遺跡一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/19 02:43 UTC 版)
美浦村
- 鹿島海軍航空隊跡
- 水上機の教育練習施設として日中戦争中に霞ヶ浦の湖岸に開隊された航空隊で、施設の一部が2004年現在も治水施設として機能しており[4]、2009年(平成21年)11月にこの湖岸施設は土木学会選奨土木遺産に認定された[11]。
- 機罐場跡、カタパルト跡、滑走台跡、桟橋跡、第一・第三指揮所跡、司令本部跡などが現存している[11]。
- 桜花公園 神之池海軍航空隊跡
- 住友金属鹿島製鉄所敷地内
- 特攻機桜花の訓練基地跡で、公園内には掩体壕のほか桜花碑があり、また掩体壕内部には桜花の復元機が展示されている[1]。
筑西市
- 下館陸軍飛行場跡
- 旧真壁郡関城町
- 熊谷陸軍飛行学校下館分校として1939年(昭和14年)5月17日に開校した少年飛行兵訓練基地で、1944年(昭和19年)以降はアメリカ軍爆撃機の迎撃基地となり、更に後には特攻基地として使用された[1]。
- 飛行場跡は道路になり、「飛行場通り」として名前のみを残す[1]。
小美玉市
日立市
- 1トン爆弾痕
- 日立市幸町(日立製作所敷地内)
- 1945年6月10日に100機を越えるB-29の襲来(日立空襲)にて日立市全体で死者1,520人を出した際に投下された1トン爆弾の炸裂痕が現存している[8]。
- 茨城県日立市鉱山病院:かつて接収され野戦病院として使用された。
潮来市
- 北浦海軍航空隊
つくば市
- 谷田部海軍航空隊:観音台。跡地は研究所(農業・食品産業技術総合研究機構等)と住宅地になっている[12]。
鉾田市
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- ^ a b c d e f 戦跡マップ, p. 5.
- ^ 阿見町商工観光課. “『予科練』とは”. 阿見町. 2017年8月29日閲覧。
- ^ a b “「予科練」とは”. 予科平和練記念館. 2017年8月29日閲覧。
- ^ a b c d 戦跡マップ, p. 6.
- ^ “土浦市における戦災の状況(茨城県)”. 総務省. 2017年8月29日閲覧。
- ^ “フロアガイド”. 予科平和練記念館. 2017年8月29日閲覧。
- ^ “筑波海軍航空隊記念館(笠間市)”. 茨城県観光物産協会. 2017年8月29日閲覧。
- ^ a b c 戦跡マップ, p. 2.
- ^ “これが地下要塞だ!”. プロジェクト茨城. 2017年8月29日閲覧。
- ^ 文化振興課. “石岡海軍航空基地 (PDF)”. 石岡市教育委員会. 2017年8月29日閲覧。
- ^ a b 関東地方整備局 (2009年). “霞ヶ浦湖岸施設(元鹿島海軍航空跡) (PDF)”. 国土交通省. 2017年8月29日閲覧。
- ^ 伊藤 編(2008):16ページ
- ^ a b “水戸陸軍飛行場跡地見学”. いばらきコープ (2016年5月13日). 2017年8月30日閲覧。
- ^ “水戸対地射爆撃場返還の歴史”. ひたちなか市 (2014年7月31日). 2017年8月30日閲覧。
- ^ a b c d 戦跡マップ, p. 4.
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