若桜鉄道WT2500形気動車 空調装置

若桜鉄道WT2500形気動車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 19:05 UTC 版)

空調装置

暖房装置はエンジン排熱を利用した温風式である。冷房装置は機関直結式、能力25.6 kW(22,000 kcal/h)のAU26が1基搭載された[4]

WT3000形への改造

若桜鉄道WT3000形気動車
WT3003
基本情報
改造所 新潟鐵工所[17]
改造年 2002年[17]
改造数 3両[18]
主要諸元
軌間 1,067[3] mm
設計最高速度 95[19] km/h
車両定員 116名
(座席59名)[19]
自重 31.4 t[19]
全長 18,500[19] mm
車体長 18,000[3] mm
全幅 2,998[3] mm
車体幅 2,700[19] mm
全高 3,845[19] mm
車体高 3,600[3] mm
車体 普通鋼
台車 空気ばね式
NP134D/NP134T[19]
台車中心間距離 13,000 mm[3]
機関 新潟鐵工所DMF13HZディーゼルエンジン[19][2]
機関出力 243 kW(330 PS)/ 1,900 rpm [19]
変速機 液体式(TACN22-1626)[19]
変速段 変速2段、直結1段[17]
制動装置 DE1A[19]
保安装置 ATS-SW
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製造以来13年が経過し、各部の老朽化により保守費用が増加する中、新車投入が難しい経営状況から2002年(平成14年)からWT2500形の主要機器を交換、WT3000形に改造して対処することになった[17]。エンジンは6H13ASから電子式燃料制御のDMF13HZに、変速機は加速性能、燃費向上のためTACN22-1100からTACN22-1626に、台車は乗り心地改善のためNP120から軸箱支持方式を山形緩衝ゴム式としたNP134に交換されている[17]。冬季の排雪運転時や、夏季冷房使用時に出力が不足していたことから、エンジン出力は184 kWから243 kWに強化されている[17][2]。客室照明、自動放送装置、運賃表示装置、客用扉も更新された[17]。改造工事は新潟鐵工所が若桜駅に出張して行った[17]。更新期間中の車両不足に対応するためWT3300形1両が新製されている[17]。WT2500形4両のうち3両がWT3000形に改造され、改造されなかったWT2502は2003年(平成15年)に廃車されている[8]

車歴

WT2500形・WT3000形車歴
車両番号 製造 改造後
車両番号
改造 再改造 廃車
2501 1987年9月[1] 3001 2002年12月[20] 2019年3月2日より観光列車「八頭」として営業 -
2502 1987年9月[1] - - - 2003年12月[21]
2503 1987年9月[1] 3003 2002年1月[18] 2018年3月4日より観光列車「昭和」として営業 -
2504 1987年9月[1] 3004 2003年11月[21] 2020年3月7日より観光列車「若桜」として営業 -



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