磁気記録 利用状況

磁気記録

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/19 00:46 UTC 版)

利用状況

2008年現在、ハードディスクを中心とする磁気記憶装置はコンピュータの大容量記憶装置として使われ、アナログの音声/ビデオの記録には磁気テープが使われている。ただし、音楽/ビデオ制作の大部分はデジタルシステムに移行しており、ハードディスクがその分野でも急激に広まりつつある。デジタルテープとテープライブラリは、大容量記憶装置として記録保管用やバックアップ用によく使われている。フロッピーディスクは古いコンピュータやソフトウェアが必要としているため、最小限の利用が見られる。他にも、銀行の小切手(MICR)、クレジットカードやデビットカード(磁気ストライプ付きカード)などに磁気記録が用いられている。

将来

新たな磁気記録方式としてMRAMが登場している。これはGMR効果に基づいて磁気ビットにデータを格納する方式である。不揮発性で低消費電力であり、衝撃にも強いという利点がある。しかし、記録密度はHDDよりかなり低く、少容量で頻繁に更新される記憶装置としては有望とされている。また、TMR効果に基づいた新たなMRAMでは、素子の微細化が可能になるとして、研究が盛んに行われている。

関連項目

外部リンク


  1. ^ アメリカ合衆国特許第2,351,004号
  2. ^ Magnetic Tape Recording ジョージア州立大学
  3. ^ E. du Trémolete de Lacheisserie, D. Gignoux, and M. Schlenker (editors), Magnetism: Fundamentals, Springer, 2005


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