砂の女 (映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/27 23:10 UTC 版)
砂の女 | |
---|---|
Woman in the Dunes | |
監督 | 勅使河原宏 |
脚本 | 安部公房 |
原作 | 安部公房 |
製作 | 市川喜一、大野忠 |
出演者 | 岡田英次、岸田今日子 |
音楽 | 武満徹 |
撮影 | 瀬川浩 |
編集 | 守随房子 |
配給 | 東宝 |
公開 |
1964年2月15日 (全国公開は1964年4月14日) 1964年10月25日 |
上映時間 | 147分(モノクロ) |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
概要
安部公房の『砂の女』をもとに勅使河原が自ら脚本を執筆[1]。音楽に武満徹、タイトルデザインに粟津潔など当時の日本を代表するアーティストが参加したほか、主演にはフランス映画『二十四時間の情事』への出演で国際的に名を知られるようになっていた岡田英次と、三島由紀夫の戯曲上演で活躍していた岸田今日子が抜擢された。映画撮影は静岡県小笠郡浜岡町の千浜砂丘で行われた[2]。
封切は1964年(昭和39年)2月15日にみゆき座ほか東宝系列の洋画ロードショー。そして同年4月14日に全国公開となった。
公開時の惹句は「突然 ある日 仁木順平は失踪した ずりおちた穴の奥深く 激しく開く女がいた[3]」である。併映は岡本喜八監督作品「ああ爆弾」(主演:伊藤雄之助)。
受賞記録
国内
- キネマ旬報ベストワン(作品賞・監督賞)[5][6]
- ブルーリボン賞(作品賞・監督賞)
- 毎日映画コンクール(作品賞・監督賞)
- 優秀映画観賞会ベスト1位
- NHK映画賞(作品賞・監督賞)
- ホワイト・ブロンズ賞(地方映画記者会賞)
海外
- 第17回カンヌ国際映画祭審査員特別賞[3]
- サンフランシスコ映画祭外国映画部門銀賞
- ベルギー批評家協会グランプリ
- メキシコ映画雑誌協会賞
- 第37回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート
- 第38回アカデミー賞監督賞ノミネート
- 1 砂の女 (映画)とは
- 2 砂の女 (映画)の概要
- 3 キャスト
- 砂の女 (映画)のページへのリンク