田作とは? わかりやすく解説

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田作

読み方:デンサク(densaku)

田をたがやすこと


田作

読み方:たつくり

  1. ごまめに同じ。素乾しにしたるひしこをいふ。田を作る肥料とするよりいふと。
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田作

読み方:タズクリ(tazukuri)

カタクチイワシ乾燥したもの。田をつくるとの縁起から豊作祈念して農家では正月料理になくてならないものにされている

季節 新年

分類 人事


田作

名字 読み方
田作たさく
名字辞典では、珍しい名字を中心に扱っているため、一般的な名字の読み方とは異なる場合がございます。

田作

読み方
田作たさく

田作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/16 05:11 UTC 版)

おせち料理のごまめ

田作、または田作り(たづくり、たつくり)は、カタクチイワシの幼魚の乾燥品、およびそれを調理した料理。別名、ごまめ(鱓、五万米、五真米、古女)、ことのばら。正月おせち料理、祝い肴として欠かせないものの一つである。

概要

乾燥させた小さいカタクチイワシ乾煎りし、冷ましてから、醤油みりん砂糖赤唐辛子少量を煮詰めた液を絡めてつくる。

健全を意味する「まめ」の字が入ること、豊作を祈念する祝い肴であることから、京都御所において年始の儀式用に用いられたことが、正月祝いや祝儀としてのはじまりとされる[1]。田植祝い(さなぶり)でも豊作を祈念し食べられた[2]

語源

田作りという名称は、干したイワシ(主にカタクチイワシ)を「干鰯(ほしか)」と称して、田畑の高級肥料(金肥)として使われていた事に由来し、豊作を願って食べられた[3][4]

別名のごまめの語源は「細群」(こまむれ)だが、祝い肴であることから「五万米」「五真米」の文字があてられたとする説[5]、目がゴマのように黒いことからごまめの名がついたとする説[6]、豊穣を祈ったことから「五万米」と名付けられ、転訛したとする説[7]などがある。

ごまめという単語を使ったことわざとして、ごまめの歯ぎしりがある。実力の無い者が、無闇に悔しがったりジタバタとすることの例えである。

脚注

  1. ^ 岡田哲 編「たべもの起源辞典」東京堂出版、p.168。ISBN 4-490-10616-5
  2. ^ 岡田芳朗, 阿久根末忠 編著「現代こよみ読み解き辞典」柏書房、p.98
  3. ^ 語源由来辞典 - 田作り
  4. ^ 小泉武夫正月の食卓」『學燈』第95巻第1号、丸善、1998年、13頁。 
  5. ^ 語源由来辞典 - ごまめ
  6. ^ 滝口明秀, 川﨑賢一 編「干物の機能と科学」朝倉書店、p.144。ISBN 978-4-254-43548-1
  7. ^ 金田禎之「魚百選」本の泉社、p.135。ISBN 978-4-7807-1183-7

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