潮汐
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/01 08:45 UTC 版)
文化での扱い
- 沖縄県や鹿児島県、伊豆諸島の漁師のあいだでは、「八・六計算」と呼ばれる計算法で潮汐の日時を導き出している[22]。旧暦15日までは日の数字に8をかけ、出てきた数字の2桁目が干潮の時となる。次に1桁目の数字に6をかけ、出てきた数字が分に相当する。旧暦16日以後は、先に日付から15を引いて同様に計算する。これは、干潮時刻が一日ごとに概ね48分ずつ遅れることを利用している。
- 衛星ラジオ局セント・ギガは、放送開始当初、潮汐と月の運行を組み合わせた「タイド・テーブル」に基づく音楽放送を行っていた。
実験水槽における潮汐
工学や生物学(甲殻類など)などでは実験に潮の満ち干や水位変化を作り出すことができる実験水槽を用いる[23]。
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脚注
参考文献
- 佐藤新一『誰にもわかる地文航法』海文堂出版、1958年
- 柳哲雄『潮汐・潮流の話』創風社出版、1987年、ISBN 4-915699-01-3
- エドワード・P・クランシー、吉田耕造/前田総之助 訳『潮汐の話』河出書房新社、1972年
- 鶴岡弘, 大竹政和、「地震発生における地球潮汐の影響 数値シミュレーションによるアプローチ」『地學雜誌』 2002年 111巻 2号 p.256-267, doi:10.5026/jgeography.111.2_256, NAID 10008209719, 東京地学協会
関連項目
外部リンク
- 気象庁:海洋のデータバンク
- 和歌山地方気象台 沿岸防災業務
- xtide
- Tide (英語) - Encyclopedia of Earth「潮汐」の項目。
注釈
出典
- ^ a b 『日本大百科全書』(ニッポニカ)
- ^ a b c 佐藤、p.135
- ^ a b 佐藤、p.136
- ^ a b 柳、pp.17-18
- ^ a b 柳、pp.18-20
- ^ 柳、p.20
- ^ 柳、p.24
- ^ 柳、p.40
- ^ 柳、pp.32-33,40
- ^ 柳、pp.23-24
- ^ クランシー、p.12
- ^ 柳、pp.74-75
- ^ クランシー、p.23
- ^ 柳、pp.58-60
- ^ 柳、pp.66-67
- ^ “潮汐は地震を引き起こすのか?”. www-solid.eps.s.u-tokyo.ac.jp. 2024年1月1日閲覧。
- ^ 鶴岡弘, 大竹政和、地震発生における地球潮汐の影響 数値シミュレーションによるアプローチ 『地学雑誌』 2002年 111巻 2号 p.256-267, doi:10.5026/jgeography.111.2_256
- ^ a b なゐふる91号(2012年10月) (PDF) 日本地震学会
- ^ 巨大地震、大潮の時期に発生確率上昇か 東大研究(AFPBB News 2016年9月13日)
- ^ 月の引力、大地震と関係か 東大チーム(日本経済新聞 2016年9月13日)
- ^ a b 長野県栄村で地震で多発、「潮汐」引き金 地殻変動と重なる 産総研分析(MSN産経ニュース/産経新聞 2012年3月19日)/同記事の夕刊フジ版引用(阿修羅)
- ^ 川島秀一『追込漁(おいこみりょう)』<ものと人間の文化史> 法政大学出版局 2008年、ISBN 9784588214219 pp.173,285-288.
- ^ 原田英司「<研究・技術報告>実験水槽における水位変化の簡便な自動制御 : 人工潮汐」『瀬戸臨海実験所年報』第2号、京都大学理学部附属瀬戸臨海実験所、1988年3月、25-27頁、NAID 120005327054。
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