漂流教室 構造物

漂流教室

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/10 02:35 UTC 版)

構造物

大和小学校
翔たちが通う小学校(恐らく東京都内の区立小)。激しい地震の揺れによって校舎は近未来へタイムスリップしてしまう。校舎が消失した跡には巨大な穴が残り、学者や警察によって捜索されたり、ゴミの不法投棄が行われたりと色々な事があった。穴の周囲には鉄条網が張られている。また子供たちの帰還を悲観した親たちによって慰霊碑が建立される事もあった。
ホテルケイヨー
新宿のホテル。翔たちがいた現代では照明が燦然と輝く素晴らしいホテルだったが、未来世界では巨大な廃墟となり、当時の見る影も無くなっていた。若原に追い詰められた翔の声が、西の超能力で恵美子に初めて届いた場所。外見のモデルは京王プラザホテル
東京駅
荒廃した未来世界の東京駅は砂と岩の下に埋もれ、駅の建物の一室は未来人達の集会所と化していた。地下には廃墟となった商店街(八重洲地下街と大丸東京店の地下部分。実在する)が立ち並んでいたが、僅かに生き残った人々の手によって略奪が繰り返され、まともな物資は無いに等しい状態だった。駅の一角には死体が無数に転がっており、翔たちはその付近で屍を食べて命を繋いでいた生存者と出会う。また澄んだ湧水も発見されたが度重なる無茶な工事のために地殻が乱れ、湧水のすぐ下には火山帯が通っていた。
富士大レジャーランド・天国
女番長の最後の言葉を頼りに小学生たちが目指した場所。所在地は富士市静岡県)周辺とされる。恐竜時代・原始時代・戦国時代・現代(昭和期)・未来などの情景を体験できる未来の娯楽施設のようだが、ここも一様に荒れ果てていた。しかし施設内部のシステムは未だに機能しており、壊れたロボット達が襲いかかって子供たちを苦しめた。またここのコンピューター(小説版では、2034年で計時装置が止まっている。)は客の問いかけに答え、ここで子供たちは現代へ帰るための重要な糸口を掴むことになる。

  1. ^ 大槻ケンヂ+楳図かずお「対談 -タマミちゃんにはチャレンジ精神がある-」 楳図かずお『赤んぼう少女 ~楳図かずお作品集~』角川ホラー文庫H601-4 1994年 ISBN 978-4-04-160806-7
  2. ^ 楳図かずお「あとがき」『漂流教室2 怪虫篇』
  3. ^ SVコミックス版第5巻後書きより
  4. ^ 風見潤「あとがき」『漂流教室1 時間漂流篇』
  5. ^ 『楳図かずおのラジオ984』第14回鼎談より
  6. ^ 「邦画フリーブッキング配収ベスト作品」『キネマ旬報1988年昭和63年)2月下旬号、キネマ旬報社、1988年、191頁。 
  7. ^ a b c d e 石井博士ほか『日本特撮・幻想映画全集』勁文社、1997年、305頁。ISBN 4-7669-2706-0 
  8. ^ 「『グミ・チョコレート・パイン』映画化公開記念 特別対談 大槻ケンヂ 三留まゆみ」『キネマ旬報』2007年12月下旬号、キネマ旬報社、150頁。 
  9. ^ テレビブロス2002年2月16日号より
  10. ^ 石岡良治「大林宣彦『HOUSE』と悪夢のDiscover Nowhere」」『総特集 大林宣彦 1938-2020』ユリイカ2020年9月臨時増刊号、青土社、234–242頁。ISBN 9784791703890http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3459&status=published 
  11. ^ a b c 角川書店刊「月刊カドカワ」1992年11月号「大林宣彦自身による大林宣彦スペシャル」pp.97-98より。
  12. ^ ロング・ラブレター~漂流教室。フジテレビ、2022年11月8日閲覧。






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