湘西トゥチャ族ミャオ族自治州 地理

湘西トゥチャ族ミャオ族自治州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 15:33 UTC 版)

地理

東北は湖南省張家界市桑植県永定区、東南は省内懐化市沅陵県辰渓県麻陽ミャオ族自治県と接し、西南は貴州省銅仁地区松桃ミャオ族自治県、西は重慶市黔江開発区秀山トゥチャ族ミャオ族自治県、西北は湖北省恩施トゥチャ族ミャオ族自治州来鳳県宣恩県と接する。

気候は亜熱帯性である。長江の支流で、洞庭湖へ注ぐ沅江が流れている。

世界ジオパーク

武陵山脈の後背地にあり、旧石器時代新石器時代のからの文化遺跡も160ヶ所を超える、自治州でも最古の居住者であるトゥチャ族及びミャオ族の文化を現在でも有している。地質的には、揚子江台地を形成した形跡や、テクトニックな地質形成の地層を持つ前縁盆地があり、カンブリア紀の記録がみられる重要地として、「湘西地質公園」は2020年にユネスコ世界ジオパークに認定された[1]。紅石林、徳夯大峡谷、坐龍峡や多くの滝がみられる。

歴史

代には永順、保靖州宣慰司が設置された土司(少数民族首領)支配地域であったが、代に永順府などが置かれて直接支配地となった。中華人民共和国成立後、1952年8月1日10県を以って湘西ミャオ族自治区が成立した。首府は乾城県(現在の吉首市)。1955年4月28日湘西ミャオ族自治州と改名し、1957年9月20日湘西トゥチャ族ミャオ族自治州と改称した。

行政区画

1県級市・7県を管轄下に置く。

湘西トゥチャ族ミャオ族自治州の地図

年表

この節の出典[2]

湘西行政区永順専区

湘西ミャオ族自治区

湘西ミャオ族自治州

  • 1957年9月6日 - 吉首県・古丈県・瀘渓県・鳳凰県・花垣県・保靖県・永順県・竜山県・大庸県・桑植県が湘西トゥチャ族ミャオ族自治州に編入。

湘西トゥチャ族ミャオ族自治州

関連項目


  1. ^ UNESCO (2020年7月10日). “UNESCO designates 15 new Geoparks in Asia, Europe, and Latin America” (英語). UNESCO. 2021年7月4日閲覧。
  2. ^ 湖南省 - 区划地名网


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