深大寺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 05:14 UTC 版)
行事
- 厄除元三大師大祭(やくよけがんざんだいしたいさい)
- 毎年3月3日~4日に行われ、深大寺だるま市(日本三大だるま市の一つ)として知られている。寺最大の行事であり、300店程の店が軒を並べて10万人前後の人々が訪れる。江戸中期、300年前から存在すると言われる。願掛けの際に梵字で「ア」、願いが叶ったら「ウン」の字を入れる。お練り行列や元三大師御影供(がんざんだいしみえく)がとり行われる。
- 深大寺鬼燈まつり(ほおずき祭り)
- 毎年7月中旬(20日前後)に行われる。
- ほおずき市を中心に手作り市やパフォーマンスライブステージ、東北地方などの物産展、調布よさこい、八観音めぐりなどが開催され、深大寺界隈全体で賑わう。
- そば守観音供養祭
- 深大寺そばにちなみ、毎年10月中旬に行われる。
周辺スポット
- 門前町
- 山門の周辺は歩行者専用の門前町となっており、名物「深大寺そば」を食べさせる蕎麦屋多数のほか土産物屋などが並ぶ[13]。
- 弁天池
- 門前近傍にある20 m×60 m、水深1.5 m程度の池。
- 2018年2月17日に濁りの改善や睡蓮など水草の再生を目指して初の掻い掘り(かいぼり)が檀家世話人会により実施された。当日までに水をほとんど抜き、100人以上のボランティアが池底にたまったヘドロを搬出。様々な魚類やスジエビ、モクズガニ、ヤゴ(トンボの幼虫)などの棲息が確認された[14][15]。
- 神代植物公園
- 寺の北側に隣接して東京都立神代植物公園が広がり、最寄りの出入口として深大寺門が設けられている。
- また、道路を挟んで寺の南東方向には谷戸地形があり、ここは同公園の分園・水生植物園として開放されている。
- 深大寺城址
- 水生植物園内に立地。城跡周辺は水生植物の見られる低湿地ではなく、台地状を呈している。
-
かいぼり実施中の弁天池(2018年2月13日撮影)
アクセス
- 京王井の頭線 JR中央線快速 JR中央・総武線吉祥寺駅南口から、小田急バス 吉04 深大寺行き
- JR中央線快速 JR中央・総武線三鷹駅南口から、小田急バス 鷹65 深大寺行き
- 京王線調布駅北口から、京王バス 調34 深大寺行き
- 京王線つつじヶ丘駅北口から、京王バス 丘21 深大寺行き
- 京王線布田駅北口徒歩約3分 (甲州街道沿い)の布田バス停から、京王バス 調34 深大寺行き
- 京王線布田駅北口徒歩約3分 (甲州街道沿い)の布田バス停から、吉14吉祥寺駅行き・鷹66三鷹駅行き・調35杏林大学病院行き (いずれも京王バス/小田急バス共同運行) 深大寺小学校下車徒歩3分
注釈
出典
- ^ a b c d 江戸名所図会 1927, p. 304.
- ^ a b c d 新編武蔵風土記稿 深大寺村.
- ^ 江戸名所図会 1927, p. 309.
- ^ 調布市ホームページ 深大寺だるま市.
- ^ “深大寺の歴史|深大寺開創と水神「深沙大王」起”. 深大寺. 2022年1月28日閲覧。
- ^ “秘仏・元三大師像”. 深大寺公式サイト. 2021年5月2日閲覧。
- ^ 鬼に感謝し「福は内」深大寺『朝日新聞』朝刊2024年2月4日(東京面)2024年2月10日閲覧
- ^ 『関東古寺の仏像』p.38、『特別展金銅仏』p.218
- ^ 平成29年9月15日文部科学省告示第112号
- ^ “深大寺白鳳仏が国宝(美術工芸品・彫刻)指定”. 調布市役所 (2019年2月13日). 2021年8月15日閲覧。
- ^ “東京の名湧水57選 No.28 深大寺不動の滝(調布市)”. 東京都環境局 (2018年2月9日). 2021年8月15日閲覧。
- ^ “深大寺の歴史 - 深大寺開創と水神「深沙大王」”. 深大寺. 2021年8月15日閲覧。
- ^ “東京シティガイド - 深大寺門前町”. 2021年8月15日閲覧。
- ^ “初かいぼり 弁天池スッキリ/調布の深大寺/コイなど捕獲、ヘドロ除去”. 『朝日新聞』朝刊(東京面). (2018年2月18日). オリジナルの2018年2月19日時点におけるアーカイブ。 2021年8月15日閲覧。
- ^ “深大寺の弁財天池で「かいぼり」が実施されました”. ちょうふ環境にゅーす「未来へつなぐちょうふの環境」第34号 (調布市役所 環境部環境政策課): p. 1. (2018年3月). オリジナルの2021年8月15日時点におけるアーカイブ。 2021年8月15日閲覧。
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