欧州・地中海パートナーシップ
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2005年欧州・地中海首脳会議
第10回欧州・地中海首脳会議が2005年11月27-28日にバルセロナで開かれた。このときのバルセロナ・プロセスの参加国は以下のとおりである。
- 欧州連合加盟国(全25か国)
- ブルガリア、 ルーマニア(2005年4月25日に既存加盟国とのあいだで欧州連合加盟条約が調印されていた)
- 地中海南岸10か国 - アルジェリア、 エジプト、 イスラエル、 ヨルダン、 レバノン、 モロッコ、 シリア、 チュニジア、 トルコ、 パレスチナ
- クロアチア(欧州連合加盟候補国。トルコとともに2005年10月3日から加盟協議が開始されていた)
- 欧州議会議長、欧州委員会委員長、欧州連合理事会事務総長
このほかバルセロナ・プロセスには常任オブザーバに以下の国と機関が参加していた。
さらに招待オブザーバとして欧州投資銀行、アラブ・マグレブ連合、文化間対話のためのアンナ・リンド欧州・地中海基金、欧州連合の経済社会評議会および各国の経済社会評議会が出席した。
ただこの会議に出席した地中海諸国の政府首脳はパレスチナ自治政府大統領マフムード・アッバースとトルコ首相レジェップ・タイイップ・エルドアンだけで、イスラエル、ヨルダン、シリア、レバノン、アルジェリア、モロッコ、チュニジア、エジプトの首脳は出席していなかった[1]
課題
公式サイトによると、「21世紀の新たな現実と難題に対応するために、以下の4つの根本的な分野を包含するようにバルセロナ宣言を改めて(バレンシア・アクション・プランのすばらしい結果に基づく)新しいアクション・プランを作る必要がある」とされている。
- 平和、安全保障、安定、善良な統治、民主主義
- 持続可能な経済発展と改革
- 教育・文化交流
- 司法、治安、移民、社会的統合
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- ^ “Is the EuroMed process going off the rails?” (English). EurActiv.com. (2005年11月29日) 2008年9月13日閲覧。
- 1 欧州・地中海パートナーシップとは
- 2 欧州・地中海パートナーシップの概要
- 3 両者間の関係
- 4 2005年欧州・地中海首脳会議
- 5 外部リンク
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