星のカービィ トリプルデラックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/29 14:34 UTC 版)
ジャンル | アクション |
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対応機種 | ニンテンドー3DS |
開発元 | ハル研究所 |
発売元 | 任天堂 |
販売元 | 任天堂 |
ディレクター | 熊崎信也 |
音楽 |
安藤浩和 石川淳 |
美術 | デザインアドバイザー:伊藤あしゅら紅丸 |
シリーズ | 星のカービィシリーズ |
発売日 |
2014年1月11日[1] 2014年4月17日 2014年5月2日[2] 2014年5月16日[2] 2014年5月17日[3] |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) PEGI:7 |
売上本数 |
84万4707本[4] 266万本(2022年12月末時点)[5][6] |
また、本作のサブゲームから独立タイトルとなった『カービィファイターズZ』、『デデデ大王のデデデでデンZ』についても本項で解説する(#派生タイトルの節を参照)。
概要
『星のカービィシリーズ』初のニンテンドー3DS向けタイトルとして2013年10月1日の『Nintendo Direct 2013.10.1』にて発表された。前作『星のカービィ Wii』(以下、前作と表記)から約2年ぶりであり、携帯ゲーム機のメインシリーズ完全新作としては『星のカービィ 参上!ドロッチェ団』以来約7年ぶりである[注 1]。ゲームシステムやグラフィックは主に前作をベースにしている。
システム
3DSの奥行きのある立体視を利用した、画面の奥や手前に移動したり、奥から敵やトラップが攻撃・出現するなど『星のカービィ64』でも見られた立体感を利用した仕掛けが用意されている。カービィがゲーム画面に叩きつけられるなどの第四の壁を使った演出も行われる。3DSの傾き感知センサーを利用して3DS本体を傾けて操作するギミックも多数存在する。セーブファイルは3つある。
各レベルのボスステージ、および各レベルのエクストラステージに行くには、各ステージにいくつかあるサンストーンを指定された数以上入手しなければならない。今作は形態が変化するボスキャラが多く、形態変化毎にポーズ時の解説が用意されているものが多い。その際にスペシャルページと表記されている。
今回新アクションとして『そのば回避』『空中回避』が追加された。『そのば回避』はガード(L/Rボタンで発動)中に十字キーの下を押すと、カービィが敵の攻撃をその場で回避する。また空中でL/Rボタンを押すと、空中で敵の攻撃を回避する『空中回避』が発動する。
また、前作にあった『がんばりすいこみ』は名称こそ削除されたが、システムとしては残っており、ボタンの長押しで大きな敵やブロックなどをまとめて吸い込めるようになっている。
床の影で敵の位置を確認しながら進まないとカービィに接触する敵がわからない、頻繁に視点が切り替わるボス戦、初見者の意表をついた軌道の攻撃など、トリッキーな場面が多くシリーズの中では(慣れない間は)ダメージを食らいやすい場面が多い。そのためカービィの初期残機が今までのシリーズより多めに設定されていたり、残機を増やしやすい構成になっており、リスタート地点がチェックポイント制ではなく倒されたその場からになっている。
ストーリー
いつもどおりの平和なプププランドのある朝、カービィの家が謎のツタによって夜中の内に空中に吊り上げられてしまった。寝起きの状態でそれに気づいたカービィはデデデ城も自分の家と同じ状況になっているのを見て慌てて城に向かう。すると、城の中に謎の敵・タランザが潜入し、衛兵のワドルディもろともデデデ大王を不思議な力で無力化し、デデデ大王を連れ去ってしまう。デデデ大王を助けるために、カービィは家や城を吊り上げた巨大な植物「ワールドツリー」をのぼって「浮遊大陸 フロラルド」へと向かう。
注釈
- ^ リメイクも含めれば『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』以来約5年、派生作品も含めれば『あつめて!カービィ』以来約3年ぶりとなる。
出典
- ^ Costabile, Christopher. “Kirby: Triple Deluxe For 3DS Floats Into Japan on 11th January, Teaser Site Goes Live”. Nintendo Life. 2013年12月16日閲覧。
- ^ a b Jon Wahlgren. “Kirby: Triple Deluxe Review (3DS)” (英語). Nintendo Life. Hookshot Media. 2024年4月7日閲覧。
- ^ Kirby: Triple Deluxe|3DS Nintendo AU at the Wayback Machine (archived 2021年9月24日)
- ^ メディアクリエイト 2020ゲーム産業白書より
- ^ “2015年3月期決算参考資料”. 任天堂. 2019年9月14日閲覧。
- ^ 2023CESAゲーム白書 (2023 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2023). ISBN 978-4-902346-47-3
- ^ a b クラブニンテンドーのオリジナルグッズ『星のカービィ トリプルデラックス サウンドセレクション』の解説文より。
- ^ 「ロボボプラネット」のクローンセクトニア撃破時や、「スターアライズ」のストーン能力の石像など。
- 1 星のカービィ トリプルデラックスとは
- 2 星のカービィ トリプルデラックスの概要
- 3 登場キャラクター
- 4 ステージ
- 5 コピー能力
- 6 アイテム
- 7 ギミック
- 8 派生タイトル
- 9 関連項目
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