星のカービィ トリプルデラックス ギミック

星のカービィ トリプルデラックス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/29 14:34 UTC 版)

ギミック

大砲
お馴染みの大砲。導火線に点火してから大砲に入ることで隠しエリアへ行くことができる。
今作では導火線付きのブロックを傾きセンサーで操作して火を伝わせる場面がある。
ふっとばし大砲
空中に配置された大砲。矢印付きのものは発射タイミングを任意に決められる。
今作では画面奥や手前に向いていて3D移動が可能なもの、傾きセンサーで角度を変えられるもの、レールに繋がっていて傾きセンサーで左右移動させられるものが登場する。3D移動を使うと、フリーズすることがある。
かたむきゴンドラ
レールに繋がった籠のようなもの。傾きセンサーで左右移動させられる。キャリーアイテムを運ぶのに役立つ。
3Dワープスター
今作独自のギミック。乗ることで画面奥と手前を行き来できる。扉と同様、黄色の大きな星は一方通行、オレンジ色の小さな星は両方通行である。
3Dワープステップ
3Dワープスターと同様、画面奥と手前を行き来できる。特定のステージにしか登場しない。

キーホルダー

ステージのさまざまな場所にカービィの歴史が詰まったキーホルダーが隠されている。ゴールすると獲得したキーホルダーが判明する。キーホルダーは全256種類あり、ニンテンドー3DSのゲームコインで購入したり、すれちがい通信で交換することも可能。また、通常のキーホルダーとレアキーホルダーの2種類があり、レアキーホルダーは各ステージのどこかに隠されている。

サブゲーム

サブゲームのうち、『カービィファイターズ』と『大王のデデデでデン』はそれぞれ新しい要素を追加し、2014年7月23日に3DSダウンロードソフト『カービィファイターズZ』、『デデデ大王のデデデでデンZ』として単独ゲーム化された。また、『カービィファイターズ2』がNintendo Switchで2020年9月24日に発売された。

カービィファイターズ!

コピー能力を用いてカービィ同士が対戦するゲーム。プレイ人数は1〜4人。使用できるコピー能力はソード、カッター、ビーム、パラソル、ハンマー、ボム、ウィップ、スナイパー、ファイター、ニンジャの全10種類。

ストーリーモードと比較すると、体力ゲージが2本分(黄緑→青)、ダメージを受けた時の無敵時間が短い、ホバリングに限界時間がある、ガードには耐久力が設定されており、何度も使うと破られてしばらく気絶するなどの相違点がある。

体力が0になるとゴーストカービィに変身し、他のプレイヤーに攻撃すると復活できる。なお、元々は『星のカービィ 参上!ドロッチェ団』に登場したコピー能力である。

モード

モードは以下の3つが用意されている。

ひとりで
コンピュータを相手に7戦勝ち抜くモード。
難易度は「やさしい」「ふつう」「むずかしい」「めちゃむず」の4つから選択可能。
各戦ごとでランダムでステージ、相手のコピー能力、対戦形式(一対一の戦いから4人同時の対戦など)が変化する。
7戦目では、シャドーカービィがプレイヤーと同じコピー能力で戦う。
クリアするまでの時間が計られていて、タイムアタック的な要素もある。
すべてのコピー能力をクリアすることで、達成率が上昇する(難易度は問わない)。
みんなで
ワイヤレス通信を使い、最大4人のプレイヤーと対戦をするモード。
ソフトが一本しかなくてもダウンロードプレイで対戦することができるが、その際ソフトを所有していないプレイヤーの選べるコピー能力がソード、カッターの2種類のみとなる。Wifiによる対戦は未実装。
ハンデ(ダメージの大きさなど)の調整や、オプションからアイテムの量、ステージギミック、ゴーストカービィの有無など、細かいルールを事前に決定することができる。
トレーニング
一人で練習するためのモード。
各コンピュータの強さ(「めちゃあま」「あまい」「ふつう」「キビシイ」「めちゃキビ」の5種類から選択)、コピー能力、ステージを任意で設定することができる。

ステージ

全7種類のステージで対戦が行われる。
「みんなで」や「トレーニング」では、7つのステージを任意、またはランダムで選択することができる。

ノーマルランド
特別なギミックがなく、平凡な構成をしているステージ。
すり抜け床が3つ設置されている。
キャッスルロロロ
城を舞台としたステージ。
ロロロ&ラララが左右の穴から現れ、ブロックやゴルドーなどを押してくる。
ロロロ&ラララは攻撃して倒すことはできるが、一定時間で復活する。
モチーフは『初代』のステージ「キャッスルロロロ」、および『スーパーデラックス』『ウルトラスーパーデラックス』のステージ「FLOAT ISLANDS」。
BGMは『初代』の「キャッスルロロロ」の原曲を使用している。
バブリークラウズ
クラッコが出現するステージ。
ステージの構成はすり抜け床が2つあることを除けばノーマルランドに似ているが、クラッコが一定時間ごとに出現し雨降らしやカミナリ落としなどで攻撃する。
クラッコに攻撃することはできるが、倒すことはできない。
モチーフは『初代』や『スーパーデラックス』、および『ウルトラスーパーデラックス』のステージ「バブリークラウズ(BUBBLY CLOUDS)」。
BGMは『スーパーデラックス』の「ボスとの戦い」の原曲を使用している。
クーの森
森を舞台としたステージ。
2』や『3』に登場したリック、クー、カインが木の穴から時々現れ、コピー能力で攻撃してくる(リックはリックバーニング(炎を吐く)、クーはクーカッター(2連続で羽を正面と斜め上下の3方向に放つ)。ただしカインは飛び跳ねるだけである)。
モチーフは『3』の「グラス ランド(GRASS LAND)」のステージ5。
BGMは『2』のクーとリックのテーマ曲をミックスしてアレンジしたもの。
デデデリング
リングを舞台としたステージ。
ステージは左右に台、中央にすり抜け床1枚という単純な構成だが、デデデ大王が現れハンマーやワドルディなどを投げて攻撃してくる。
デデデ大王に攻撃することはできるが、倒すことはできない。
モチーフは『初代』や『スーパーデラックス』などデデデ大王戦で使用されるリング。
BGMは『3』の「デデデ大王のテーマ」の原曲を使用している。
こうじょうけんがく
工場を舞台としたステージ。
ステージはすり抜け床もない平坦な地形で、背景には頭部に巨大ハンマーが付いたロボットが3体並んでいる。
ハンマーに潰されると大ダメージを負う。ガードは無効化される。
モチーフは『64』の「ブルブルスター」のステージ4。
BGMは『64』の同ステージの原曲を使用している。
アナザーディメンション
平坦な地形のステージ。
ギミックが全くなく、プレイヤーの腕前が問われる。
「ひとりで」での最終戦は、ここでシャドーカービィとの一対一の戦いとなる。
モチーフは『Wii』の「ザ ラストバトル イン アナザーディメンション」。
BGMは『Wii』の「飛べ!星のカービィ」の原曲を使用している。

アイテム

マキシムトマト
取ると体力が全回復する。
食べ物
取ると体力を回復できる。
元気ドリンク
取ると体力が半分ほど回復する。
無敵キャンディ
一定時間無敵になる。ただしストーリーモードと違い、移動速度は上昇せず、相手に触れてもダメージを与えることはできない。
BGMは前作のものを流用している。無敵中に「こうじょうけんがく」のハンマーに潰されると、ダメージは一切受けないが他のカービィと同じように数秒間行動不能に陥る。
クラッカー
持ち上げると自動的に弾を斜め上に発射するアイテム。
性能は前作に類似。
さつまいも
一定時間カービィが自動でホバリングし、空気弾を一定間隔で連射する。
最後に巨大な空気弾を吐き出す。
『初代』にも同名のアイテムが登場した。
マイク
取ると破壊的な歌声で周囲を攻撃する。
『初代』にも同名のアイテムが登場した。
タイマーダイナマイト
持ち上げて一定時間経つと爆発する。
ダッシュシューズ
取るとカービィの移動速度が一気にアップする。ジャンプ力も上昇する(ホバリング時はそのまま)。
スパイクがなくなったことを除けば、グラフィックは前作の「ふんづけシューズ」に類似している。
ゴルボール
投げると巨大化・トゲを出現させ、一定時間設置場所に留まる。
近づいたカービィに無差別的にダメージを与えるが、自分にも被害を及ぼす。
性能は『カービィのエアライド』に登場した「ゴルボール」と同じ。
ボンバー
一定時間経つか、カービィにぶつけると爆発する。
見た目は『夢の泉の物語』などに登場した同名のキャラクターに類似している。
ハプニングスター
「?」と書かれた光り輝く星。
攻撃すると「食べ物や爆弾などのアイテムが大量に出現する」、「発動者以外の全員が眠る」、「全員のスピードがアップする」などの効果がランダムで発動する。

大王のデデデでデン

デデデ大王を操作するリズムアクションゲーム。ティンパニの床をデデデがトランポリンを渡り歩く要領で移動しつつ、上空のメダルを障害物を避けながら回収し、更にジャンプの頂点で「うらうち」をして、ハイスコアを目指す。

遊べるステージ(レベル)は4つあり、レベル1、レベル2、レベル3すべてでゴールドメダルを取ると、エクストラが出現する。レベル1は「グリーングリーンズ」、レベル2は「激突!グルメレース」、レベル3は「デデデ大王のテーマ」、エクストラは「異空ヲカケル旅人」になっている。

デデデでゴー!

ストーリーモードをクリアすると遊べる。『星のカービィ 夢の泉デラックス』、『ウルトラスーパーデラックス』に登場した「メタナイトでゴー!」および「メタナイトでゴーDX」のデデデ大王バージョン。クリアするまでの時間が計られていて、タイムアタック的な要素もある。

デデデ大王を操作してストーリーモードをアレンジしたステージをプレイするモード。本編でカービィがビッグバンを得て進む箇所はすべてカットされている。各モード間でのみセーブが可能(1つのモードの中ではセーブできない)。セーブするとセーブポイントに到達したタイムが記録される。 ステージの至る所にワープホールが存在し、これに入ることでショートカットができる。

デデデ大王の攻撃手段はコピー能力のハンマーとほぼ同じだが全体的に強化されており、ハンマーの衝撃波で攻撃する「ハンマーショット」が追加されている。杭を打つことはもちろん、一部の技で紐を切ったり、導火線への着火や、炎ブロックの消火も可能。

ボスは名前の後に「DX」が付くなど全体的に強化されており、さらにクィン・セクトニアDX戦後はブラックデデデ、そしてダークメタナイト リベンジと戦うなどの変更点がある。

格闘王への道

ストーリーモードをクリアすると遊べる。 ストーリーモードのボスと連続で戦うモード。全10ラウンド制。 ラウンド8以降は必ず、マスクド・デデデ/マスクド・デデデ リベンジ→クィン・セクトニア→クィン・セクトニア(最終決戦・第1形態)の順に戦うことになる。

休憩所に置かれているマキシムトマトのうち、1つはアシストスターとなっており、そのまま持ち込んでボス戦中に回復するということが可能となっている。

このモードではセクトニア ヴァイン、「ビッグバンすいこみ」でクィン・セクトニア(最終決戦・第2形態)と戦う場面がカットされている。

真 格闘王への道

「デデデでゴー!」と「格闘王への道」をクリアすると遊べる。 「デデデでゴー!」のボスおよび、本モード限定のボスと戦うモード。全11ラウンド制。 ラウンド8以降は必ず、クィン・セクトニアDX→ブラックデデデ→ダークメタナイトリベンジ→セクトニア ソウルの順に戦うことになる(上記のボスは「四天王」と呼ばれる)。

休憩所に置かれているマキシムトマトが4つとも普通のトマト(通常の食べ物に比べると回復量は比較的多め。元気ドリンクより少し回復量が少ないといった程度)に変更されている(マキシムトマト入りのアシストスターは残されている)うえ、休憩所に2つ設置されているコピーのもとの1つが必ずスリープになっているなど、難易度は非常に高い。

ゴールゲーム

通常ステージをクリアするとできる。大砲に入ったカービィを飛ばし、ポイントスターと食べ物を獲得するゲーム。

貰えるポイントは1位は30ポイント、2位は15ポイント、3位は10ポイント、4位は5ポイント、5位は3ポイント、6位は1ポイント、7位は0ポイントとなっている。また、7位だと踊り終わった後にカービィがしょんぼりとした顔を見せ、1位だとマキシムトマトとキーホルダーが1つ貰える。 『夢の泉デラックス』『Wii』と同じく、7→6→5→4→3→2→1の順番にカービィを飛ばすと1UPを30個獲得できる。


注釈

  1. ^ リメイクも含めれば『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』以来約5年、派生作品も含めれば『あつめて!カービィ』以来約3年ぶりとなる。

出典

  1. ^ Costabile, Christopher. “Kirby: Triple Deluxe For 3DS Floats Into Japan on 11th January, Teaser Site Goes Live”. Nintendo Life. 2013年12月16日閲覧。
  2. ^ a b Jon Wahlgren. “Kirby: Triple Deluxe Review (3DS)” (英語). Nintendo Life. Hookshot Media. 2024年4月7日閲覧。
  3. ^ Kirby: Triple Deluxe|3DS Nintendo AU at the Wayback Machine (archived 2021年9月24日)
  4. ^ メディアクリエイト 2020ゲーム産業白書より
  5. ^ 2015年3月期決算参考資料”. 任天堂. 2019年9月14日閲覧。
  6. ^ 2023CESAゲーム白書 (2023 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2023). ISBN 978-4-902346-47-3 
  7. ^ a b クラブニンテンドーのオリジナルグッズ『星のカービィ トリプルデラックス サウンドセレクション』の解説文より。
  8. ^ 「ロボボプラネット」のクローンセクトニア撃破時や、「スターアライズ」のストーン能力の石像など。





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