愛野町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 08:19 UTC 版)
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、愛津村と野井村が合併し、両方の地名の1文字ずつを合わせた南高来郡愛野村が発足。
- 1949年(昭和24年)8月1日 - 愛野村が町制施行。愛野町となる[2]。
- 2005年(平成17年)10月11日 - 国見町、瑞穂町、吾妻町、千々石町、小浜町、南串山町と合併し市制施行。雲仙市が発足し、愛野町は自治体として消滅。
産業
先述のように雲仙岳の裾野の斜面に広がる畑地では主としてジャガイモ栽培が行われており、ジャガイモ生産量全国2位(1位は北海道)の長崎県での主要なジャガイモ栽培地となっている。長崎県総合農林試験場の愛野馬鈴薯支場もここに設置されており、ここで品種改良された品種、「愛の小町」は同町の特産となっている。
ジャガイモは本来アンデス山脈の高山植物であるため暑さに弱く、気温の高い九州での夏季の栽培には適さないが、冬は温暖なためよく育つ。そのため愛野町を含め、長崎県では秋に植えて正月ごろに収穫し、さらに正月ごろに植えて春に収穫するという二期作が行われている。愛野町ではさらに水はけのよい火山性堆積物の畑地基盤の上に諫早湾をはさんで対岸の多良岳に位置する諫早市小長井町(旧北高来郡小長井町)の玄武岩の風化したミネラル類に富んだ赤い土を客土して、味のよいジャガイモの生産に努めている。島原半島内の他の地域と異なり、愛野町の畑の土が目立って赤いのはこのためである。
交流自治体
国内
「あいのまち交流」と称して、自治体名に「愛」の文字がある以下の自治体と交流を行っている。
教育
小中学校
交通
最寄り空港は長崎空港。
鉄道
バス路線
一般路線バス
- 島原鉄道バス
- 長崎県交通局(長崎県営バス)
高速バス
道路
高速道路の最寄りインターチェンジは長崎自動車道諫早インターチェンジ。
一般国道
県道(主要地方道)
- ^ 古くは「合津」「会津」とも表記され、「あいづ」とも読まれた。
- ^ 総理府告示第69号 村を町となすの件 官報.1949年09月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)
固有名詞の分類
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