待ち伏せ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 04:22 UTC 版)
狩猟における待ち伏せ
狩猟における待ち伏せは「待ち伏せ猟」と呼ばれる[1]。待ち伏せ猟は、対象の鳥獣が近づくのを待ち伏せして射撃する方法。射手は定位置で待つか、移動するかだけで、求められる技能や安全管理の注意点が他の狩猟方法と異なる。 狩猟対象は、鹿、猪、アナグマ、アライグマ、リス、ハクビシン、ヤマドリなどが挙げられる。
動物における待ち伏せ
肉食動物において、待ち伏せは獲物を捕らえる方法の1つの形である。待ち伏せ戦略ともいわれる。
捕食者の獲物の探し方には、大きく見ると移動しつつ探す場合と、動かずに獲物の来るのを待つ場合があり、後者が待ち伏せに当たる。しかしながら、この2つは完全に区別できるものではない。移動しつつ探す場合にも、獲物の来そうな場所を回る場合、そこで少し様子を見ることもあるので、短期的な待ち伏せが含まれる。待ち伏せ戦略という場合、基本的に移動は考えていない、というふうに見えるものを指す。たとえば、アリジゴクや網を張るクモのように、特定の場所に捕獲のための巣や装置を作るものは典型的な待ち伏せ戦略である。
待ち伏せを有効にするためには、よく獲物が来る場所を探さなければならない。しかし、中にはより積極的に獲物を誘引する方法を採るものもあり、アンコウなどが有名である。
脚注
関連項目
- ^ tf-sarobetsu. “待ち伏せ猟 | サロベツ発 <富士元寿彦>”. サロベツ発 <富士元寿彦>. 2024年2月19日閲覧。
- 1 待ち伏せとは
- 2 待ち伏せの概要
- 3 軍事における待ち伏せ
- 4 狩猟における待ち伏せ
品詞の分類
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