岡山県道・広島県道9号芳井油木線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 00:25 UTC 版)
路線状況
全般的に広狭混在の道で、特に広島県側は未改良箇所が多く、“険道”で案内も整備されていない場所もある[8]。
また、広島県福山市明神町2丁目の明神町交差点(起点) - 庄原市東城町川西の友末交差点間で国道182号と重用している国道314号の起点を福山市から岡山県笠岡市に変更し、本路線および岡山県道34号笠岡井原線を国道に昇格させることを望む声が沿線住民から出ており、岡山県ホームページの「マルチメディア目安箱」にもそのような内容の投書[9]が寄せられているものの、国道昇格の実現には至っていない。
重用区間
- 広島県道106号布賀油木線(広島県神石郡神石高原町上豊松)
異常気象時通行規制区間
雨量によって通行規制が実施される区間は、下記の表のとおり[10][11]。
区間 | 延長 | 雨量 | 規制 |
---|---|---|---|
岡山県井原市芳井町 川相 - 上鴫 | 5.4 km | 連続 80 mm | |
時間 35 mm または連続 150 mm |
|||
岡山県井原市芳井町 上鴫 - 東三原 | 6.4 km | 連続 80 mm | |
時間 35 mm または連続 150 mm |
道路施設
地理
通過する自治体
交差する道路
路線名 | 所在地 | 交差点名 | 備考 |
---|---|---|---|
国道313号 | 岡山県井原市芳井町吉井 | 芳井支所前 | 起点 |
岡山県道104号坂瀬川芳井線 | 岡山県井原市芳井町川相 | ||
岡山県道294号下鴫川上線 | 岡山県井原市芳井町下鴫 | ||
岡山県道77号美星高山市線 | 岡山県高梁市川上町高山市 | 杖立 | |
広島県道105号前原谷仙養線 | 広島県神石郡神石高原町花済 | ||
広島県道411号木割谷小吹線 | 広島県神石郡神石高原町近田 | ||
広島県道106号布賀油木線 | 広島県神石郡神石高原町上豊松 | ||
広島県道106号布賀油木線 | 広島県神石郡神石高原町上豊松 | ||
国道182号(国道314号重用) | 広島県神石郡神石高原町油木 |
沿線にある施設など
自然・地形
主要施設
- 井原市役所芳井支所(岡山県井原市芳井町吉井)
- 高原型リゾート高原荘(岡山県井原市芳井町上鴫)
見どころ
並行する旧街道
- 東城往来 雲州街道
- 別名を笠岡道、笠岡往来とも。笠岡の港(現・笠岡港)より東城(現・広島県庄原市)を経て、雲州こと出雲国(現・島根県)の、出雲大社に通じていた道。七日市宿(現・岡山県井原市七日市町)で山陽道(西国街道)に接し、そこから高山市(現・岡山県高梁市川上町高山市・井原市芳井町東三原)等を経て、東城に向かう。笠岡方向に対しては、笠岡の港から四国、金毘羅に向う道でもあった。かつては陰陽連絡路として重要な路線であったのにもかかわらず、重要性が低下した背景には、神石郡が岡山県から広島県に割譲されたことによる。当時の神石郡は後月郡(現・井原市)との結び付きが強かったため、街道改修の請願を幾度も出していたのにもかかわらず、広島県当局者が岡山県との交通を嫌忌し、積極的な改修に取り組まなかったことが大きく影響している。
祭り・催し
- 岡山県高等学校駅伝競走大会
- 全国高等学校駅伝競走大会の岡山県予選。毎年11月の第1日曜日に開催。井原運動公園陸上競技場(岡山県井原市上出部町〈かみいずえちょう〉)を発着点に天神峡で折り返す男子部コース。当日は交通規制が実施される。
- 三原渡り拍子(岡山県井原市芳井町三原地区一帯)
- 中国高等学校駅伝競走大会
- 全国高等学校駅伝競走大会の中国地区予選。5年に1度、11月の日曜日に開催。井原運動公園陸上競技場を発着点に天神峡で折り返す男子部コース。当日は交通規制が実施される。
脚注
注釈
出典
- ^ a b “11 運輸及び通信 (表89) (XLS)”. 岡山県統計年報 令和2年版. 岡山県庁総合政策局統計分析課. 2022年5月26日閲覧。
- ^ a b c d e “国県道一覧表(令和2年4月1日現在) (PDF)”. 広島県庁土木建築局道路河川管理課. p. 6 (2020年4月1日). 2022年5月26日閲覧。
- ^ “井原・天神峡トンネルが貫通 907メートル 16年春全線開通”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2015年5月26日) 2015年5月31日閲覧。
- ^ “天神峡トンネル貫通 難所解消へ”. 中国新聞 (中国新聞社). (2015年5月26日) 2015年5月31日閲覧。
- ^ “平成28年7月29日 第11808号 (告示第421号) (PDF)”. 岡山県公報. 岡山県庁. pp. 7. 2016年7月31日閲覧。
- ^ a b “井原・天神峡トンネルが開通 地域の産業、観光活性化に期待”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2016年7月31日) 2016年7月31日閲覧。
- ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
- ^ 広島県庁ホームページ - 「県道芳井油木線から国道182号への経路について」(県政提言コーナー 平成22年2月に寄せられたご意見)
- ^ 岡山県庁ホームページ - 「笠岡 - 神石高原間の県道の国道昇格について」(マルチメディア目安箱 平成17年度5月提言意見)
- ^ “平成25年度 異常気象時通行規制区間及び規制基準 (103 KB) (PDF)”. 岡山県庁土木部道路整備課 (2013年). 2015年5月31日閲覧。
- ^ “異常気象時道路通行規制区間図(井笠地域管内) (769 KB) (PDF)”. 岡山県庁土木部道路整備課 (2013年). 2015年5月31日閲覧。
固有名詞の分類
岡山県道 |
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広島県道 |
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