宇宙刑事シャイダー
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シャイダーの装備・戦力
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コンバットスーツ
宇宙刑事シャイダー | |
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身長 | 210 cm |
体重 | 90 kg |
ジャンプ力 | 250 m |
沢村大がコード「焼結」を発すると、母艦バビロス号よりプラズマ・ブルーエネルギーが放射され、これによって構成された特殊軽合金グラニュームα製のコンバットスーツによりシャイダーへと焼結する。焼結に要する時間はシャリバン同様、わずか1ミリ秒(千分の1秒)である[1][12]。両腕両脚部には小型の高性能サーボコンピュータが配されており、戦闘経験の浅い大をサポートする。胸のディメンションコントローラーにより、異次元や宇宙空間での活動をも可能とする。音声によるコード認識が出来ない場合は、アニーが手動操作で焼結を起動させることもできる。
- NGデザインでは手脚も青く塗られたものもあったが、[要出典]寒色の青一色では暗く重く見えることから腕と脚は銀が配置された[13]。また、それまでの肘・膝関節がジャバラだったのに対し、エルボーパッド・ニーパッド状のデザインになっており、アーマーで肩を覆っている[13]。これは玩具としてはジャバラ表現として関節に仕込むスプリングの手間とコスト削減、劇中のスーツではジャバラ部が一本一本剥がれる毎のメンテナンスの煩わしさなどを解消するためであった。[要出典]デザイン画では、正面パースは目が左のみ光っている[13]。
- アップ用・アクション用の他に光輝くメッキ仕様の超アップ用のスーツが制作された[14]。メッキ仕様の超アップ用スーツでは、シリーズで初めてブーツもメッキを施したものが製作された。歩くのは困難なため、屋内での写真撮影や、当時のショーで販売していた色紙の写真などでの使用にとどまる。36話で登場した偽シャイダーのスーツは予備のシャイダーのスーツではなく、ギャバンのアクション用スーツを改造したものである。[要出典]
武器・スーツ機能
- レーザーブレード[1][15]
- シャイダーの主要武器である光子エネルギー剣。レーザー・ウィップと呼ばれる鞭に変形可能。必殺技は、シャイダー・ブルーフラッシュ。使用者の気力体力が充実し、集中力が極限まで絞り込まれていなければ使いこなすことはできない、という設定を創ることにより訓練生上がりのシャイダーの未熟さを演出した[注釈 4]。刀身へのエネルギー注入はギャバン、シャリバンと異なり右手で行うため、一旦左手に持ち替えエネルギーを注入した後、再び右手に持ち替えるという段取りを踏む。作中ではレーザーブレードと敵から奪った武器との組み合わせで攻撃した後、シャイダー・ブルーフラッシュを放つパターンも度々見せた。全長100cm、重量1kg。
- ビデオビームガン[1][15]
- コンバットスーツの右腰部のホルスターに装備されているビームガン。戦闘に応じて5種類の光線(破壊ビーム、ショックビーム、融解ビーム、キラービーム、治療ビーム)を使い分けることができる。後部に内蔵されたビデオスクリーンモニターで標的を捕捉、百発百中の命中精度を誇る。アニーの銃を借りて2丁拳銃で戦うこともある。カゲカゲ戦とギャル1との決戦ではこの武器が決まり手となった。シャイダーと同期の訓練生であるキッツもこれと同じ銃を使用している。また、アニーも使用することもある。
- シャイダースコープ[1]
- ゴーグルの内側にある透視・解析スコープ。赤外線やX線などありとあらゆる波長の光をキャッチし、これらを記憶・分析する。透視能力にも優れ、厚さ50cmのコンクリートの壁の先も透視する。ゴーグルが不思議獣スリスリの催眠フラッシュを防いだことから、ゴーグルと同じ素材でコンタクトレンズを作成し、大とアニーが使用したこともある。
- シャイダーサウンドセンサー
- 両耳部に内蔵された高感度センサー。音波や電波、念波による通信をも傍受し、解析する。10km先のかすかな音さえも拾い上げる。バビロス号との通信も出来る。
必殺技
ギャバン、シャリバンに比べ、固有名称のついた技が少ないことが特徴として挙げられる。そのため不思議界突入前から抜刀することが多く、ギャバン、シャリバンがマクー空間、幻夢界に突入するまでほとんど抜刀しないのとは対照的に描かれている。
- シャイダーパンチ
- 逆宙[注釈 5]してから放つ両手によるパンチ。厚さ15cmの鋼鉄も破る。横に構えたブレードを持ちながら繰り出すシャイダーワイドパンチもある[注釈 6]。
- シャイダーキック
- 空中で錐もみ回転しながら放つ両足によるキック。鉄球を300m先まで蹴り飛ばせる。
- ブルーフラッシュ・スパーク
- スーツ全体からプラズマブルーエネルギーを瞬時に集中放射し、周囲の敵全てを吹き飛ばす捨て身の大技。34話で使用。
- シャイダー・ブルーフラッシュ
- レーザーブレードで敵を相手を(シャイダーから見て)左から右へ横一文字に切り裂く[注釈 7]必殺技。作中では一度も破られていない[注釈 8]。
マシン
バビロス | |
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全長 | 430 m[17] |
重量 | 68,000 t |
- 超次元戦闘母艦バビロス[15]
- シャイダーとアニーが活動の拠点とする超次元戦闘母艦。「バビロス号」とも呼ばれる。武装である両翼のバビロスビーム[17]のほか、バビロスセンサーを装備。母艦形態から巨大ロボ形態バトルフォーメーションと、巨大な銃形態シューティング・フォーメーションへの変形機能を備えており、前者は両腕から放つバビロスレーザー[17]と胸部中央から放つ2連ミサイルのバビロスミサイル[17]、胸部の放熱装甲板から放つ熱光線バビロスファイヤー[17]を駆使して戦う。後者はシャイダーの意思と連動し、敵の戦闘母艦を一撃で破壊する超次元波動砲ビッグマグナムを放つ[3][17]。発射の際には空間に巨大なフレームのシャイダーのイメージが投影され、地上のシャイダーの動きに連動してシャイダーの念波が引き金を引く[18][17]。
シャイアン | |
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全長 | 39 m |
重量 | 300 t |
スカイシャイアン | |
飛行速度 | マッハ4 |
バトルシャイアン | |
飛行速度 | マッハ3 |
- 超次元戦闘車シャイアン[15]
- バビロス号に格納されている超次元戦闘車。上下に分離し、上部はスカイシャイアン、下部はバトルシャイアンとしても運用される。2人の宇宙刑事がこの2機に分乗し、別個に戦うという描写も多く見られ、この場合例外なくアニーがスカイ、シャイダーがバトルの操縦を担当する[17]。武器はシャイアンロケット、シャイアンビーム。
- スカイシャイアン
- シャイアン上部が変形する戦闘機。アニーがシャイダーを支援する時に搭乗することも多い。武器はシャイアンビーム。オートコントロール機能も搭載している。
- バトルシャイアン
- シャイアン下部が変形する戦車型マシン。前部中央にある巨大ドリルで地底を進む。地底100メートルの金属反応をも見逃さない物質探査装置シャイアンサーチャーを装備。武器はシャイアンロケット。前作までの搭載型(スクーパーなど)と異なり、分離したバトルタンクの下部がドリルタンクに変形する方式を採用している。サイズも大きい。作中ではいくつものフーマの地下基地に突入、これを壊滅せしめた。
ブルホーク | |
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全長 | 2.8 m |
重量 | 390 kg |
走行速度 | 790 km/h |
飛行速度 | マッハ3 |
- 超次元マシーンブルホーク[15]
- 不思議時空も移動可能な超次元マシーン。武装としてホークミサイル、ホークレーザーを装備。飛行時には後部に折り畳まれている翼を100分の1秒で展開する。
- シャイダーと同期の訓練生であるウルもこれと同じバイクを使用している。
- 戦士シャイダーのバイク
- イースター島にある戦士シャイダーの地下遺跡に隠されていたバイク。デザインはブルホークに近似している[注釈 9]。次元移動が可能で、シャイダーはこれを用いて不思議宮殿へ突入した。
その他装備
- スーパーシャイダーホーン
- シャイダーとアニーがパトロールや捜査を行う際に装着するインカムで、放送中に字幕で名称が紹介されている。アニーが使うものはブレスレット形で、スーパーホーンと呼ばれる。アニーはスペアも携帯しており、スペア式は普段は分割された状態になっている。放送当時、バンダイより実際の使用できるトランシーバー機能を持った玩具が発売された。こちらも、インカムタイプとブレスレットタイプの2個セット仕様だった。
- スズキ・ジムニー
- マツダ・RX-7
- 前者はシャイダーが、後者はアニーがパトロール・捜査時の移動手段としている。共通して追跡装置を備えており、後者には武装を後部トランクに格納している。なおRX-7はフロントのナンバープレート位置が第1~4話まで中央、第5話より右側(運転席側)に移動している。
注釈
- ^ 書籍によっては、本作品で宇宙刑事シリーズが終了し、『巨獣特捜ジャスピオン』からメタルヒーローシリーズが始まったと記述している[3]。
- ^ ロイ・シャイダーと本作品のシャイダーでは「Scheider」(ロイ・シャイダー)と「Shaider」(本作品のシャイダー)で英字スペルが異なる。
- ^ ただし第20話では、人間の闘争本能を刺激する不思議ソング病を蔓延させる作戦によって、国際社会の緊張は核戦争一歩手前まで高まった。
- ^ 第19話より。ギャバンおよびシャリバンは、自分の未熟さによってレーザーブレードを発動できなかったことはない。
- ^ 前方に向かい踏み切り、後方宙返りをする技。普通の後方宙返りが身体が後ろに移動するのに対し、逆宙はその名の通り身体は前方に移動する。ブレイクダンスでは「ゲイナー」と呼ばれる。
- ^ 作中で実際に発声したことはない。
- ^ 書籍『'89年版ヒーロー必殺技大百科』では、レーザーブレードから光線(破壊フラッシュ)を発射すると説明している[16]。
- ^ 本作品でも蛍光灯を使った剣殺陣が見られるが、シャイダーのレーザーブレード(蛍光灯)には青いフィルムが巻かれている。
- ^ タンク部分クローズアップのシークエンスで協賛会社のSUZUKIのエンブレムがフレームインしている[20]。
- ^ 名称は、書籍『全怪獣怪人 下巻』ではクビライ(戦闘体)[24]、書籍『宇宙刑事大全』ではクビライのメカ胴体[25]とそれぞれ記載している。
- ^ ただし、シャイダーが別の戦いで体力を消耗した直後を襲う場合が多い。
- ^ 書籍『全怪獣怪人 下巻』では、名称を改造ギャル1と記載している[24]。
- ^ 当時の流行男性アイドルグループシブがき隊のパロディー。2006年に発売された「宇宙刑事シャイダー オリジナル・サウンドトラック」には彼らが劇中で歌っているという設定の「なんだなんだブギ」が収録されている。
- ^ 前作『宇宙刑事シャリバン』でガイラー将軍を演じた栗原がカメオ出演。伊賀電が「ガイラー将軍!?」と叫び、一条寺烈がヒゲを引っ張るも本物で、「人を何だと思っているんだ!」と男に怒られて話は幕となった。
- ^ クビライが首だけになってシャイダーに襲ってくるシーンを演出したとのこと[50]。
- ^ 4月6日は『春だ!一番ドラえもん祭り』放送のため休止。
- ^ 8月10日は『夏だ!一番ドラえもん祭り!!』放送のため、8月17日は『プロレススペシャル』放送のためそれぞれ休止。
- ^ 1月4日は『新春プロレススペシャル』放送のため休止。
- ^ 同局における本シリーズの作品の放送は本作品が最後となり、次作からは山口放送での放送に移行している。
- ^ マスクの着脱も可能であった「プラデラシャリバン」とは異なり、同商品はマスクが固定式となっている。
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