大正池 (松本市) 大正池 (松本市)の概要

大正池 (松本市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/19 21:17 UTC 版)

下流から上流を望む(2011年9月撮影)
東からの風景(2009年9月撮影)
立ち枯れの木々(2009年9月撮影)
大正池 (松本市)
大正池 (松本市)の位置

概要

池は、活火山である焼岳1915年大正4年)に噴火し、泥流によって梓川堰き止められて形成された[1]。池にある立ち枯れの木々の景観は、1928年昭和3年)に「上高地」が史蹟名勝天然紀念物保存法による「名勝及ビ天然紀念物」に指定される際の理由の一つとなった。

  • 標高 : 1,500 m
  • 所在 : 長野県松本市安曇上高地

大正池の維持

大正池は年々、上流から流入する土砂が池底に堆積しているため、浅くなってきている。現在は上高地の観光資源であると同時に、下流に建設された東京電力リニューアブルパワーの水力発電所、霞沢発電所[2]調整池としても利用されていることから、年間10,000 - 30,000立方メートルの土砂を東京電力が冬場に浚渫(しゅんせつ)している[3]。浚渫した土砂は、従来、建設資材に利用されていたが、需要が減っており、先々処分方法が問題となると見込まれている。仮に東京電力が浚渫を取りやめた場合、単純計算で7 - 8年もすれば、池は土砂で埋まってしまうものと考えられている[4]

交通アクセス


  1. ^ 第39回(公社)日本口腔外科学会中部支部学術集会 オプショナルツアー 周辺情報”. 信州大学. 2020年9月2日閲覧。
  2. ^ 1927年(昭和2年)完成、1928年(昭和3年)11月運用開始の水路式水力発電所
  3. ^ 霞沢発電所、大正池見学記 - ダム工学会(更新日不明)2018年7月10日閲覧
  4. ^ 市民タイムス2011年1月12日22面


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