伊達杏子 3代目

伊達杏子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/12 05:02 UTC 版)

3代目

2007年にインターネットの仮想世界Second Life内でアバターになって3代目が登場した[26]。3代目のデザインはDK-2001ベースのものとなっている[11]。主にイベントMCとして活動したが、Second Lifeの人気低迷に伴い程なく活動を休止した[26]

伊達薫

3DCGによるアイドル製作がモデラーの間でブームとなっていた2000年前後に、初代の伊達杏子のモデリングを手がけた小坂達哉により作成された、伊達杏子 DK-96の従妹[27]もしくは妹[28]という設定の「伊達薫」(だて かおり、DK02)が活動した。伊達薫は、1999年に発売された「バーチャルビューティ完全美少女の作り方 collection-3(クリスタル編)」を始めいくつかの書籍で紹介され、1999年から2000年にかけてDigicasで放送されたテレビ番組「CGアイドルコンテスト」では視聴者投票の結果グランプリに輝いている[28]

伊達あやの

2018年11月、「伊達杏子の娘」という設定のバーチャルYouTuber伊達あやのが発表された。クラウドファンディングにより資金調達を行った上で、2019年2月頃のデビューを目指す[29]。なお、この発表のタイミングで伊達杏子・伊達あやの両名がTwitterを開始したが、伊達杏子のプロフィールに「元ホリプロで活動していました伊達杏子です」とあり、ホリプロを離れたことが示唆されているが、伊達あやののプロジェクトを進行しているのはホリプロの子会社(ホリプロデジタルエンターテインメント)であり、伊達杏子も後々バーチャルYouTuberとして登場させる予定だという[30]

2019年1月30日、クラウドファンディングで募った目標金額が達成されたことを報告。同年2月1日、YouTubeに『あやのんチャンネル【Ayanon Channel】』を開設した[31][32]

脚注

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注釈

  1. ^ 当時は若者の間でスニーカーの人気が高まっていた。ナイキ#エアマックスエアマックス狩りを参照。

出典

  1. ^ a b c 「とうとうここまで来た究極のバーチャルアイドル誕生」『日経CG』第117号、日経BP社、1996年6月、 6--9頁、 ISSN 0912-1609
  2. ^ a b c “伊達杏子、6年ぶりにセカンドライフにて復活!”. web R25 (リクルート). (2007年9月20日). http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/rxr_detail/?id=20070920-90002754-r25 2013年6月7日閲覧。 
  3. ^ a b c d e f g 『ホリプロの法則 : 創立40周年記念企画』メディアファクト社、2000年、232--233頁頁。ISBN 4-8401-0154-X 
  4. ^ a b 「バーチャル・リアリティ・アイドル 伊達杏子 DK-96 デビュー」『TVぴあ 関東版』第217号、ぴあ、1996年5月25日、 26-29頁。
  5. ^ a b c “元祖デジタルアイドル伊達杏子は何度でも蘇る!?”. サイゾー. (2008年7月). https://www.cyzo.com/2008/07/post_679_entry.html 2011年6月16日閲覧。 
  6. ^ a b “あこがれの君はCG画像 バーチャル・アイドル、タレント並人気”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 25. (1996年3月13日) 
  7. ^ a b “日本初のCGアイドル 私は「DK-96」16歳 来月デビュー”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 5. (1996年4月13日) 
  8. ^ a b c “日本初のバーチャルアイドル・伊達杏子DK-96--9月にデビュー”. 毎日新聞夕刊 (毎日新聞社): p. 9. (1996年7月5日) 
  9. ^ “ホリプロ バーチャルアイドル「伊達杏子」のデビュー会見 出演以来が殺到”. 日刊スポーツ. (1996年5月1日). p. 22 
  10. ^ 「3. 仮想現実の顔――バーチャルタレント伊達杏子の顔はこうしてつくられた / 堀義貴 ; 渡辺晃久 ; おおすみ正秋」『広告』第38巻第1号、博報堂、1997年1月15日、 22 - 23頁、 NDLJP:2680023/13
  11. ^ a b c d レッド中尉 (2007年10月25日). “【カオス通信】"初音ミク"騒動と"バーチャルアイドル"の履歴書”. Anigema (ライブドア): p. 1. http://news.livedoor.com/article/detail/3359039/?p=1 2011年6月8日閲覧。 
  12. ^ “取材帳 進む「虚像化」本当の自分は?”. 読売新聞. (1996年11月21日). p. 29 
  13. ^ “究極のバーチャルタレント伊達杏子氏--CGが生んだ箱入り娘デビュー”. 日本経済新聞 夕刊. (1996年5月21日). p. 5 
  14. ^ 「世界で活躍する日本人デザイナー 7 バーチャル・アイドルDK-96--ダテキョーは21世紀の1つのバロメーターかもしれない」『ブレーン』第37巻第1号、宣伝会議、1997年1月、 108--111頁。
  15. ^ “ホリプロ バーチャルアイドル「伊達杏子」のデビュー会見 出演依頼が殺到”. 日刊スポーツ. (1996年5月11日). p. 22 
  16. ^ 『有価証券報告書総攬 株式会社ホリプロ 平成8年3』大蔵省印刷局、1996年、14頁。 
  17. ^ “バーチャルアイドルの伊達杏子 きょうTVで初公開”. 日刊スポーツ. (1996年11月2日). p. 28 
  18. ^ NHK「クローズアップ現代」1997年1月8日放送のバーチャルアイドル特集による
  19. ^ 『ホリプロの法則 : 創立40周年記念企画』メディアファクト社、2000年、260頁頁。ISBN 4-8401-0154-X 
  20. ^ 岡田朋之 (1997年4月24日). “想定外れた仮想アイドル”. 朝日新聞大阪版夕刊 (朝日新聞社): p. 15 
  21. ^ “渡辺ミキ社長36”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 12. (1997年3月24日) 
  22. ^ “新春インタビュー/芸能プロ2世-渡辺プロ・渡辺ミキ、ホリプロ・堀義貴氏”. 流通サービス新聞 (日刊工業新聞社): p. 12. (1997年1月10日) 
  23. ^ “「生活者」から「市民」へ 仮想DJにもカリスマ性”. 民間放送 (日本民間放送連盟): p. 2. (1996年11月13日) 
  24. ^ “復活した伊達杏子と楽しく工学を学びましょう!”. ITmedia. (2001年12月8日). https://www.itmedia.co.jp/news/bursts/0112/04/kit.html 2011年6月14日閲覧。 
  25. ^ “バーチャルアイドル「伊達杏子」が進化する?”. ITmedia. (2002年7月31日). http://plusd.itmedia.co.jp/broadband/0207/31/dk2001.html 2011年6月14日閲覧。 
  26. ^ a b “時代を席巻した[元・ネット有名人の今【その1】”]. 日刊SPA! (扶桑社). (2010年5月18日). オリジナルの2012年4月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120423043606/http://nikkan-spa.jp/1939 2011年6月8日閲覧。 
  27. ^ 『バーチャルビューティ完全美少女の作り方 collection-3(クリスタル編)』アゴスト、1999年、34頁。ISBN 978-4901054324 
  28. ^ a b 「伊達杏子の妹が初代グランプリの栄冠を獲得 第1回CGアイドル・コンテストの最終結果発表」『CG i Cupid』第6号、ユニークデジタル、2001年6月、 22頁。
  29. ^ 20世紀のバーチャルアイドル「伊達杏子」がお母さんになっていた!? 娘の「伊達あやの」がVTuberデビューへ”. ねとらぼ (2018年11月6日). 2019年1月14日閲覧。
  30. ^ 伊達杏子の娘「伊達あやの」でホリプロが狙う産業的限界の超越”. 日経トレンディネット (2019年1月11日). 2019年1月14日閲覧。
  31. ^ 元祖バーチャルタレント伊達杏子の娘「伊達あやの」VTuberデビュー”. AV Watch (2019年2月1日). 2019年2月2日閲覧。
  32. ^ あやのんチャンネル【Ayanon Channel】


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