ヴァルドルフ (バーデン) ヴァルドルフ (バーデン)の概要

ヴァルドルフ (バーデン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/07 08:46 UTC 版)

紋章 地図
(郡の位置)
基本情報
連邦州: バーデン=ヴュルテンベルク州
行政管区: カールスルーエ行政管区
郡: ライン=ネッカー郡
緯度経度: 北緯49度18分
東経08度38分
標高: 海抜 110 m
面積: 19.91 km²
人口:
人口密度: 781 人/km²
郵便番号: 69190
市外局番: 06227
ナンバープレート: HD
自治体コード: 08 2 26 095
市庁舎の住所: Nußlocher Straße 45
69190 Walldorf
ウェブサイト: www.walldorf.de
市長: クリスティアーネ・シュタープ (Christiane Staab)
郡内の位置

ヴァルドルフ (ドイツ語: Walldorf) は、ドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州北部のライン=ネッカー郡北中部に位置する小都市。マンハイムとは近隣にある小都市でもあり、すぐ南にヴィースロッホがある。

概要

アウトバーンの同名のジャンクションSAPの本社があることで広く知られている。隣接するヴィースロッホとともに総人口6万人ほどの地域を管轄する中級中心都市を形成している。ヴァルドルフはヨーロッパで最も裕福な都市の一つであり、ドイツで最も経済的魅力のある町として、これまでにもたびたび表彰されている。

この町は、ヴァルドルフ学校や、この町からの移住者ジョン・ジェイコブ・アスターが創設したニューヨークウォルドルフ=アストリア・ホテルおよび、そこで発明されたウォルドーフサラダの、間接的ながら、名前の元となった。

北にフランクフルト・アム・マインダルムシュタットロルシュなどがあり、住民構成はマインツ、マンハイム同様に、中部ドイツ語のうちプファルツ語に属するクーアプファルツ語ドイツ語版を言語とする住民が多い。

歴史

ヴァルドルフは、770年10月20日のロルシュ修道院の寄贈証明書に初めて記録されている。出土品からもっと古い時代から広場を中心とした入植地があったことが知られており、ここから後に森 (Wald) に囲まれた村 (Dorf) が造られた。

1230年ライン宮中伯はヴァルドルフを帝国レーエンとして獲得した。ドイツ農民戦争三十年戦争でヴァルドルフは戦闘や略奪の場となった。プファルツ継承戦争では1689年に完全に破壊され、数年後に再び入植が始まった。他のプファルツ選帝侯領の町と同じく、新しい入植者はスイスからの宗教亡命者が多く、その中にはアスター家も含まれていた。

19世紀の初めにヴァルドルフはバーデン領となった。1843年に始まったマンハイムからカールスルーエへのラインタール鉄道の建設によりこの町は19世紀に最初の経済的躍進を遂げた。1901年にバーデン大公フリードリヒ1世はヴァルドルフに都市権を与えた。第二次世界大戦後にはハイデルベルクの印刷機メーカーが進出し、70年代にはERPソフトウェア大手のSAPが本社を置いた。これによりヴァルドルフは、この地域で最も魅力的で最も裕福な町となった。

ヴァルドルフは、2006 FIFAワールドカップの際に、コスタリカのキャンプ地となった(6月9日から6月21日)。

行政

市庁舎

市議会

ヴァルドルフの市議会は、22人の議員からなる。

市長

  • 1998年 - 2011年: ハイツ・メルクリンガー (CDU)
  • 2011年 - : クリスティアーネ・シュタープ (CDU)

紋章

図柄: 赤地に緑の土地。そこにドングリをつけた銀のオークの木 (Eichbaum) 。この紋章は、16世紀半ばに初めて登場した印章に基づいている。オークの木は、おそらく村の名前 Wald-Dorf(森の村)にちなんで選択されたと思われる。1900年以降にヴァルドルフが用いた紋章には宿根草 (Eichenstaude) が描かれていた。長年にわたる修正に向けての努力の結果、1967年に再びオークの木の紋章が認可された。ヴァルドルフの旗は、白 - 赤である。

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