ラウンダー・レコード ラウンダー・レコードの概要

ラウンダー・レコード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 18:30 UTC 版)

ラウンダー・レコード
Rounder Records
親会社コンコード
設立1970年 (52年前) (1970)
設立者ケン・アーウィン
ビル・ナウリン
マリアン・レイトン・レヴィ
販売元デッカ・レコード
ジャンル様々
アメリカ合衆国
本社所在地テネシー州ナッシュビル

1970年、当時、マサチューセッツ州メドフォードというボストン郊外にあるタフツ大学の学生だったケン・アーウィン、ビル・ナウリン、マリアン・レイトン・レヴィの3人によって設立された[1]。現在は、傘下に専門レーベルを複数抱えるアメリカ最大級の独立系レコード・レーベルである。一時期はルーツ・ミュージックに特化した他の独立系レーベルの販社の大手としても機能していたが、1990年代になると、自らのレーベルに集中するために販社としての役割を縮小した。

歴史

当初は、ブルースブルースロック、ストリング・バンド、ブルーグラスといった音楽から始まり、現在はカントリーフォークソウルR&Bソカザディコケイジャンケルト音楽などにも幅を広げて3,000タイトル以上をリリースしている。

「ラウンダー」の名前は「放浪者」「旅行者」を意味する他、フォーク・グループのホリー・モダル・ラウンダーズを連想させるとの理由からナウリンが名付けたもの。また「円」をも意味するのでレコード会社としてはよい名前だと考えたという[2]

ラウンダーからのリリースで、最初に成功を収めたものには、ジョージ・サラグッド&ザ・デストロイヤーズ[3]がある。ラウンダーの最近のプロジェクトには、先進的な民族音楽学者だったアラン・ローマックスのレコーディング集がある。

ラウンダーのアーティストの中では、アリソン・クラウス (彼女はデビュー当初よりラウンダーに所属している)が、商業的に成功を収めた1990年代の後半に複数の大手レーベルとの契約を打診されたものの、ラウンダーに残ることを選択している。

また、ラウンダーは独立系レーベルとしてはいち早く1985年にコンパクト・ディスクのリリースを開始した。2004年には、書籍部門のラウンダー・ブックスを設立している。

主な所属アーティスト

現在と過去の主なアーティスト (五十音順)

ラウンダー傘下のレーベル

  • ブルズアイ・ブルース (Bullseye Blues)
  • ドルフィン・セーフ (Dolphin Safe)
  • イージーディスク (Easydisc)
  • フライング・フィッシュ (Flying Fish)
  • グランド・イリュージョン (Grand Illusion)
  • ハートビート・レコーズ (Heartbeat Records)
  • ヘヴィー・ローテーション・レコーズ (Heavy Rotation Records )
  • ヘンリー・ストリート (Henry Street)
  • ハドソン・ミュージック (Hudson Music)
  • マルサリス・ミュージック (Marsalis Music)
  • ムーン・ジャンクション (Moon Junction)
  • フィロ (Philo)
  • シンメトリー (Symmetry)
  • トランポリン (Trampoline)
  • トゥルー・ノース (True North Records)
  • アップスタート (Upstart)
  • ヴァリック (Varrick)
  • ヴェスタポール (Vestapol)
  • ゾー・レコーズ (Zoë Records)



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