ヨウ化タングステン(III) ヨウ化タングステン(III)の概要

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ヨウ化タングステン(III)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/04/23 16:02 UTC 版)

ヨウ化タングステン(III)
別称 Tungsten triiodide
識別情報
CAS登録番号	15513-69-6
PubChem	12010987
ChemSpider	65321903
SMILES I[W](I)I
InChI InChI=1S/3HI.W/h3*1H;/q;;;+3/p-3 Key: BHPNVJNBEDSWEE-UHFFFAOYSA-K
特性
化学式	WI3
モル質量	564.6
外観	黒色固体
水への溶解度	不溶
関連する物質
その他の陰イオン	臭化タングステン(III) 塩化タングステン(III)
その他の陽イオン	ヨウ化クロム(III) ヨウ化モリブデン(III)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

合成

ヨウ化タングステン(III)は、ヘキサカルボニルタングステンをヨウ素で還元することで合成できる。

$\mathrm {2\ W(CO)_{6}+3\ I_{2}\longrightarrow 2\ WI_{3}+12\ CO}$

性質

ヨウ化タングステン(III)は、黒色固体で、室温でヨウ素を放出し、ヨウ化モリブデン(III)よりも不安定である。アセトン及びニトロベンゼンに可溶で、クロロホルムに若干溶ける。