ユニセックストイレ ユニセックストイレの概要

ユニセックストイレ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/13 23:39 UTC 版)

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「このトイレは性自認や性別表現に関わらず、誰もが利用することができます」と書かれたアメリカのミネソタ州のメトロポリタン州立大学のユニセックストイレのピクトグラム。

概要

障害者と介助者や親と子で性別の違う場合、とくにおむつ替えをしたいのにそのための設備が女子トイレにしかない男親、あるいは男子個室トイレががら空きであるのに女子トイレには長蛇の列ができるといった問題が、性差で分けられたトイレにはあった。

また、全裸となる公衆浴場銭湯温泉ほどではないが、性的少数者などは、戸籍上の性別による区分の空間へ入ることは身の危険や違和感を覚える場合や、戸籍上の性別とは異なる区分へ入ることにも問題があり、欧米では裁判所の判決をあおぐ場合もあった。[2]また日本においては、平成15年の性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律によって生物学的に明らかな性別とは別の性別を社会的に選択する道が開かれているが、それはあくまで男女どちらかの性を選ばせるものでしかない[3]

敷地面積の節約から家庭用のようなトイレをひとつだけ男女共用のものとして供している場合も少なくない。とくに車椅子利用者等の身体障害者向けの設備や、オストメイトのためのシャワー設備などを整えた個室を、男女共用トイレとして提供している公共施設は少なくない。また、航空機の中の便所は原則として男女共用である。

日本

日本の店舗等でよく見られる男女共用和式トイレ

大規模の店舗の便所では男女各々の性別専用便所が設置されることが通例だが、個人商店等の小規模店舗の便所では敷地面積の制約から家庭用のようなトイレをひとつだけ男女共用のものとして供している場合も少なくない。

また敷地面積の関係で男性用小便器がある他に女性用と男性の大便を兼用とした洋式大便器和式大便器がある男女共用トイレも多い。

ホテル旅館宿泊施設の各部屋にある客室のトイレにおいても同様に、男女共用として洋式大便器和式大便器を一段(20〜30cmほど)高くした床に設置し、便器後部を段違い部に張り出させて男子小用を兼ねる和風両用便器を1基のみを設置したトイレがほとんどとなっている。他にユニットバス式のトイレになっている事も多い。これらの客室の個別の男女共用トイレを敬遠する宿泊客の為に各フロアーに男女各々の性別専用のトイレが設置された宿泊施設も多い。

また男女共用トイレ内には女性が使うことが多いことから女性用トイレ同様汚物入れサニタリーボックス)が設置されていることが多く、おりものシートや生理用ナプキン、タンポンなどの使用済みの生理用品をそのまま水洗便器に捨てて流すと配管を塞栓するため(不溶性)、それらを捨てるために設置されている。

また劇場やライブ会場等で男性トイレが臨時女性トイレに転用される場合があるが、このような場合は男女共用トイレに含まれない。

欧米

現状としては、存在してはいるが、極めて稀なままであり、あってもしばしば物議をもたらす段階にある。[4]とくにアムネスティ・インターナショナルは女子生徒保護の観点からトイレを男女別に分けることを推進していて、セクシャルマイノリティへの言及はない。[5]






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